2024年5月17日、自由でプレミアムなアルコールブランド「CRAFT WONDER」がデビューした。全国のさまざまな中小酒造を製造パートナーに迎え、それぞれの酒造が持つ知られざる製造技術やこだわりを生かして、多彩な酒類製品を開発・展開していくという。
記念すべき第一弾として発売されるのは、新潟⻨酒と手がけた2種類のビールだ。新潟⻨酒は、 国内初の瓶内発酵・瓶内熟成の技術でで酒造免許を取得したことで知られるブランド。1997年の創業以来、「本当に美味しいビールとは常温でも美味しく飲めるビール」という信念のもとつくられてきた酵母の深い味わいを感じるビールは、世界から熱い注目を集めている。
発売されるビールは「After Dinner Beer」という新たなジャンルを追求した。その名の通り、夕食後の心地よさを演出するというコンセプトのビールで、2種ともに濃厚ながら軽やかな軽やかな口当たりが特徴だ。
2種のうちのひとつBarrel Wonder Amber Ale No.001は、アンバーエールをミズナラのウイスキー樽で5ヶ月間熟成した、バレルエイジドビール。 主にウイスキーの熟成に用いられる希少性の高いミズナラ樽を、あえてビールの熟成工程にて使用。ウイスキーづくりでも非常に入手困難と言われているミズナラの原木だが、このビールのために、独自のルートで入手した後、すべて自社で樽の状態を管理。さらに、その中から厳選された原木を使っているため、仕入れ樽ではなかなか実現できない、唯一無二の味と香りを実現した。
キンキンに冷えた状態で味わうひと口目は、柑橘の中にカカオのビターさを感じる爽やかな飲み心地。さらに時間をかけて飲んでいくと、ミズナラのニュアンスを感じる複雑さで奥深い香り後味が心地よい。
もう一方のEisbock Wonder No.001 は、ビールをタンクごと凍らせ、ビールと水分の融点の違いを利用してアルコールを抽出するという南ドイツで生まれた醸造方法「アイスボック」でつくられている。抽出するビールには、通常の1.5倍のモルトを使用。ビールをマイナス20度で凍らせ、0度に温度管理された氷温庫で1滴1滴凝縮された成分をを取り出す。ビールを凍らせるのに数日を要し、さらにエキスを抽出する作業は全て人の手でつきっきりで作業しなければならない、まさに職人の手仕事が生きた1本だ。そうすることで、凝縮されたモルトの芳醇な香りに、柑橘のニュアンスがあるフルーティーな味わいのビールが出来上がる。料理を問わずペアリングできるが、アイスクリームや和菓子などデザートとの相性も良いので、食後のリラックスタイムにもお薦めだ。
これらのアイテムは5月17日(金)より公式ECサイトで販売されているので、気になる人は早めのチェックを。今後も、日本全国の技術や情熱がある酒造や醸造所などとタッグを組み、展開していくというCRAFT WONDER。クラフツマンシップを感じるアイテムをつくり続けるブランドに今後も注目していきたい。
CRAFT WONDER