人気のネタはやっぱりサーモン?専門店が登場し、北欧でおにぎり人気が拡大中

  • 写真&文:田中亜土夢
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HELSINKI ヘルシンキ/フィンランド

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オーナーのサカイリョウスケさんは、以前ポップアップでおにぎり店をオープンし人気を確信、今回の専門店を開くに至った。

ヘルシンキにおにぎり専門店「ONIGIRI MUSUBI」がオープンし、地元民の新しい定番食として早くも人気を集めている。

フィンランドでの日本食といえば、これまでヘルシンキの街中に寿司レストランが数軒あり、スーパーに寿司ビュッフェが並んでいた程度。世界的に日本食が普及していく中にあって、ここではおむすびにブームの兆しが来ているようだ。

店では「サーモン南蛮&パクチー」が大人気で、看板メニューとなっている。長く寿司職人をしてきた日本出身のサカイリョウスケさんは、地元民が好む具材も提案しつつ、シャケや梅など日本本来のおむすびの美味しさも知ってほしいと、今後に期待を寄せている。

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一番人気の「サーモン南蛮&パクチー」。北欧の人々に馴染みのある具材が人気だ。

※この記事はPen 2024年6月号より再編集した記事です。