南極の雪の中に巨大なドアが出現!? Google Mapにハッキリ写る「謎の物体」とは?

  • 文:宮田華子
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@ MetroUK – Xのキャプチャ画像

主に英語圏で人気の掲示板型ソーシャルメディア「Reddit」に、不思議な画像が投稿された。

 

Massive door in Antarctica? 3/20/24
byu/realg00n inconspiracy
「南極大陸に巨大なドア」というタイトルと「69°00'50"S 39°36'22"E」という位置が投稿された2枚の写真は、共にGoogle Mapのキャプチャ画像である。
水色の長方形の物体が雪に埋もれており、その一部が表面にでているように見受けられる。Reddit内の「conspiracy(陰謀論)コミュニティ」に投稿されたものだ。

 

この画像が投稿されると、すぐにRedditユーザーがコメント寄せ、

「ベースキャンプへの地下入り口」
「種子の保管施設」

というものから、
「ナチスの秘密の陣地壕」というものまで

さまざまな憶測を呼んだ。

実際にGoogle Mapで確認してみたところ、「69°00'50"S 39°36'22"E」の位置に、確かに青い物体が写っている。

 

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Google Map - キャプチャ画像

もう少しズームアウトして見てみると、岩肌を挟んだ北西(画面の左上)位置に「Showa Station」の文字が見える。

 

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南極・東オングル島にある日本の観測基地「昭和基地」。64棟の建物に加え、アンテナや設営施設を有する。Google Map - キャプチャ画像

Metro紙の報道によると、座標に基づいて計算する限り、昭和基地と「ドアのような物体」は数百メートルしか離れておらず、とても近い位置であることが分かる。

Google Mapで昭和基地近辺を拡大してみると、いくつかの建物がぼんやりと写っているがはっきりとは見えない。しかし昭和基地エリアと「ドアのような物体」の大きさを比較すると、いかにドアが巨大であるかが理解できるはずだ。「もしドアだとしたら、93mの高さになる」と計算した投稿者もいる。

 


いくつもの建物の集合体である昭和基地。国立極地研究所/NIPRのXでは南極の美しいオーロラや観測隊の活動をほぼ毎日更新している。

この写真の投稿後、たった10時間で100件以上のコメントが寄せられたが、実際に現地に行かない限りこの「謎の物体」が何なのかは分からない。しかし現在のところ、「氷が突き出てみえているだけなのではないか」という説が有力のようだ。氷が光ることで水色に見え、ドアのように見えたのかもしれない。

2023年7月にもGoogle Map上で「南極にある不思議な入口」が発見されたことは「陰謀論コミュニティ」フォロワーには有名な話とのこと。

 



「ナチスの残党が南極に逃げ、潜んでいる」節は陰謀論界隈では有名。

 

 

「南極の氷の下にピラミッド発見!?」のような話も定期的に話題となる。

南極は想像を掻き立てる場所。容易に確認に行けないこともあり、これからも似たような「発見」は話題になるだろう。

 

【次ページ:動画有り】美しく、ミステリアスな大陸・南極

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登録者数998万人を誇る「History」チャンネルで、「南極の下にピラミットがあった」節に正面から挑んだ番組。Youtubeの字幕自動生成機能を使用すると、日本語字幕を表示できる。