1950年にカール・ハンセン&サンから発売されて以来、世界中で愛好されているハンス・J・ウェグナーの「CH24」、通称「Yチェア」。しなやかで軽快なY字の背板や美しい後脚のフォルムが特徴的で、北欧デザインの粋を極めるダイニングチェアのロングセラーだ。
今回、この名作椅子に日本の伝統染色技法「泥染め」を施した特別モデルが登場。4月26日から、アクタス直営店、ライセンスショップ、アクタス公式オンラインショップにて、300脚限定で販売がスタート。
日本の伝統技法で生まれ変わる、唯一無二の名作椅子
特別モデルに施された伝統技法「泥染め」とは、鹿児島県・奄美大島にのみ存在する約150万年前の粘土地層由来の泥を使用した、古来より奄美に伝わる染色技法だ。今回染色に使われた泥には、奄美の大自然がもたらす車輪梅(しゃりんばい)の幹を10時間以上煮出した液が含まれており、この泥がCH24のビーチ材フレームに含まれるタンニンと反応することで、独特の深みのある色に仕上がっている。
染色加工を手がけたのは、東京・調布を拠点に活動する「ティンバークルー(TIMBER CREW)」と、泥染めを継承する「金井工芸」の染色家・金井志人。デンマークから届いたフレームに、手仕事で泥を1脚ずつ丁寧に塗布し、乾拭き、乾燥、水洗いするという工程を繰り返すことで、一般的なウレタン塗装では出せない、木の質感を残した味わいのある風合いが生まれた。
時代を超えて愛される北欧デザインの名作椅子と、日本古来から継承されてきた技法が融合する貴重なチェアを、この機会にぜひチェックしてみて。
アクタス
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