1743年にフランス・シャンパーニュ地方にて創業以来、世界で最も愛されるシャンパンとして知られる老舗モエ・エ・シャンドン。創業280周年という節目を記念し、創始者クロード・モエに敬意を表した「コレクション アンペリアル」を発表した。
「コレクション アンペリアル」は、7つの傑出したヴィンテージをブレンドしたもので、フレッシュな2013年のグランヴィンテージからエレガントな2004年まで、まさに時間の深みを封じ込めた一本だ。糖分を加えることなく、風味をピュアに表現したメゾン初の“ブリュット ナチュール シャンパン”となる。
「280年にわたるサヴォワフェールに支えられたこのワインは、独自に醸造、選別、異なる熟成工程を経て熟成され、調和のとれたアッサンブラージュが施されています。モエ・エ・シャンドンのオートエノロジー(高度な醸造学)の技を結集した究極のコレクションとして、『コレクション アンペリアル』を発表できることを誇りに思います」と、最高醸造責任者のブノワ・ゴエズはコメント。
世界的な現代アーティストとのコラボレーションも
今回、「コレクション アンペリアル」の発表を記念し、世界的な現代アーティスト、ダニエル・アーシャムとの初のコラボレーションによるアートピースが完成。この作品は、アーシャムがメゾンを初めて訪れた際に目にした、1890年代よりセラーの入り口に飾られているステンドグラスから着想を得て制作された。
彫刻を制作する過程とシャンパンの製造工程が、異なる年や収穫を重ねるという点において共鳴し、モエ・エ・シャンドンにとって象徴的なモチーフを彫刻することで、280年もの歴史を紡いできた伝統や格式を表現した。この作品は現在、モエ・エ・シャンドン メゾンのセラー内、ギャルリーアンペリアルにて一般公開されている。
さらに、このアートピースからインスピレーションを受けた特別なボトルが世界85本限定で発売される。ボトルには、アートピースと同様にシャンパーニュ地方の白亜質の土壌を想起させる彫刻レリーフがあしらわれ、あえて施された浸食の痕跡からは、約3世紀にもわたって受け継がれてきたメゾンのレガシーを感じることができる。シャンパンを味わった後もコレクターズアイテムとして長く愛用できる逸品だ。
モエ・エ・シャンドン