「カリスマ的なシンプルさ」というテーマのもと、新しいデザインとなったプレミアム・コンパクトSUV「MINI カントリーマン」がデビューした。デザイン部門責任者のオリバー・ハイルマーに、その背景を訊く。

MINIの次世代モデル第一弾として発表された「カントリーマン」。これまでクロスオーバーというモデル名で呼ばれていたプレミアム・コンパクトSUVが、MINIの新しいデザインコンセプトのもと生まれ変わったのだ。5年以上の歳月をかけて長いヘリテイジと幾多のストーリーからつくり上げたコンセプト「カリスマティック シンプリシティ(カリスマ的なシンプルさ)」に関してデザイン部門の責任者、オリバー・ハイルマーはこう語る。
「次世代に向けたこの新しいMINIのデザインの構築は、ブランドのアイデンティティを理解するところから始めました。これまでのMINIがそうであったように、人々にとってフレンドリーで、慎ましくもありながら、効率のいい空間をどのように確保するのか。さまざまな角度からブランドを見つめ直して導き出したのが “カリスマ的なシンプルさ”という概念なのです」
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