サークル模様で魅せる、由緒正しきロンジンのドレスウォッチ

  • 写真:渡邉宏基(LATERNE)
  • 文:並木浩一
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ロンジン最古のコレクションであり、今年70周年を迎えた「コンクエスト」。ダイヤル中央のディスクでパワーリザーブを表示する、独創的な傑作が蘇った。 

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コンクエスト ヘリテージ セントラル パワーリザーブ/2枚の回転ディスクにより、文字盤の中心でパワーリザーブ残量を表示する機構は、ロンジンが先駆的に回転ディスクを開発したことに由来する。針と数字ディスクをリューズで同期回転させ、パワーリザーブの数字の位置を変更することも可能。シャンパンカラーの文字盤にイエローゴールドカラーの針やインデックスが映える。自動巻き、SSケース、ケース径38mm、パワーリザーブ約72時間、シースルーバック、アリゲーターストラップ、5気圧防水。¥595,100/ロンジン(ロンジン)

ロンジンの1950年代は、輝かしい実績に彩られた豊穣の時代だ。初年度のF1や、ラリー・モンテカルロ、ツール・ド・フランスなどの公式計時を経験。そんな世界的評価を得た時期に、初代「コンクエスト」は誕生した。ロンジンはこの時初めて、コレクション名をスイス連邦知的財産局に登録。その記念すべき54年4月3日から70年の今年、59年に生んだ傑作をリスペクトする新作「コンクエスト ヘリテージ セントラル パワーリザーブ」が登場した。伝説的な機構である〝セントラルパワーリザーブ〟がいま、蘇る。

文字盤上に同心円を重ねてカラートーンを切り替えるのは、50年代に大流行したスタイルだ。デザインだけではなく、サークルを可動にしてパワー残量を表示する機構を合わせたのが斬新だった。円形とリング状のディスクが動力を得て回転し、針が数値を示す。インジケーターはサブディスプレイではなく文字盤中央の表示装置であり、デザイン性も抜群だ。

ロンジンは回転ディスク方式の先駆者であり、名作「レジェンドダイバー」などもよく知られるが、自動回転ディスクを搭載した「コンクエスト」の傑作はいま再び、ドレスウォッチの雄として時代の先端に躍り出た。

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コンクエスト ヘリテージ セントラル パワーリザーブ/ボックス型のサファイアガラス風防や、スカイクレーパー形の時分針が、極上のヴィンテージ感を醸す。右のモデルはアンスラサイト文字盤にローズゴールドカラーのインデックスと針で、洗練さの中に優美な輝きを放つ。一方、左のモデルはブラック文字盤にシルバーカラーのインデックスと針で凛とした佇まいを演出。自動巻き、SSケース、ケース径38mm、パワーリザーブ約72時間、シースルーバック、アリゲーターストラップ、5気圧防水。各¥595,100/ともにロンジン(ロンジン)

「コンクエスト ヘリテージ セントラル パワーリザーブ」の詳細を見る

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1950年代を華々しく彩った「コンクエスト」の初期モデル

左:1954年の「コンクエスト」初代モデルは、裏蓋に七宝のメダリオンをはめ込んだウォッチであった。ロンジンが初めてコレクション名を商標登録した自信作は、いまに続くロングセラーに結実した。 右:「コンクエスト ヘリテージ セントラル パワーリザーブ」のルーツである、59年のモデル。豊富なアーカイブから選び抜かれた50年代スタイルとパワーリザーブ機構は、いま見ても斬新かつ新鮮だ。

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当時の雑誌広告。

 

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ロンジン 

TEL:03-6254-7350 
www.longines.jp