1.手仕事の軌跡を感じる、個性派リネンシャツ
三寒四温の時期こそ、レイヤードの腕が試される。肌寒い日は見た目が冬の装いに戻らぬよう、どこかにひとさじ、春らしい季節感を取り入れたい。そんな折に使えるのが、フェンディのリネンシャツ。設計図である型紙を柄としてプリントしたこちらは、今季のテーマ「職人へのリスペクト」を体現した一着。職人の手仕事の軌跡はデザインとしても美しく、リネンの軽やかな風合いにもマッチ。たとえニットを重ねても、型紙の描かれた襟がのぞくだけでぐっと新鮮な印象に。
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2.旅気分をアゲる新作は、まさかの航空券付き!?
誰のパスポート!? そう思いきや、よく見るとバレンシアガの刻印が。その正体は、内側にカードスロットが付いてパスケースにもなるスマートフォンホルダーだ。ウィットに富んだ仕掛けに定評がある同ブランドらしい新作は、パスポートとそこからはみ出たチケットまでもレザーで表現した、ギミックが光る一品。ベースはスマートなカーフスキンゆえ、大人の上質感と遊び心を両立させながら、いつだって旅気分にさせてくれる。
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3.知性や品格を備えた、大人のテニスウエア
芽吹きの季節、アクティブムードの盛り上げ役といえば、やはりスポーツウエア。大人であれば、そこに知性や品格も忘れず添えたい。その最適解となるのが、「スポーツ・シック ラグジュアリー」を掲げる、イタリアのブルネロクチネリ。プレッピー感あふれるケーブル編みの半袖ニットは、紳士のスポーツを愛する人に捧げたテニスカプセルコレクションから。爽やかな白ニットは、テニスコートはもちろん、シティライフでも優雅に映えるはず。3月末発売予定。
※この記事はPen 2024年4月号より再編集した記事です。