オーストラリアのショッピングセンターで、好奇心旺盛な3歳の男の子がクレーンゲーム機の中に入り込み、閉じ込められるハプニングが発生。駆けつけた警察に救出される様子がSNSに投稿され、大きな話題を呼んでいる。
ハローキティのクレーンゲーム機の中に少年が入り込み...
オーストラリア・クイーンズランド州警察は2月上旬、ブリスベンのショッピングセンターに家族と一緒出掛けていた3歳のイーサンくんが“クレーンゲーム機に閉じ込められた”という驚きの通報を受け出動した。警察がその場へ駆けつけると、クレーンゲーム機の中に小さな少年がハローキティのぬいぐるみと一緒に紛れていたという。その様子を同警察署がSNSに投稿。
「イーサンと警察官:1ポイント クレーンマシーン: 0ポイント」とキャプションを添えられた動画には、警官が少年の両親と彼をどのように脱出させるか話し合っている様子が見られる。その際少年は、クレーン機の中でぬいぐるみに囲まれて楽しそうに笑みを浮かべている。何が起こっているのかわからない様子だ。
警察官は両親に「少年をゲーム機の角に移動させられる?」と尋ねると、角にお母さんが立ちガラスを叩いて「ママの方においで!」とイーサンくんに伝えている。父親は息子に目を塞ぐようお願いした後、警察官はマシーンのガラスを割った。少年はガラスが割れた音に驚いていたが、すぐに父親によって救出され、安堵の笑顔を見せた。
ひとりの警官がイーサンくんに「ほら景品が当たったよ。どれが欲しいんだ」と冗談を言っているのが聞こえる。ガーディアン紙によると、イーサンくんは15分ほどマシンの中にいたという。
どうして入り込んでしまったの?「彼はクレーンゲームが大好きで....」
この動画はソーシャルメディアで32,000回以上再生され、多くのユーザーがイーサンくんがどのように機械に入ったのか不思議に思っているようだ。また多くのコメントは警察官の迅速な対応を賞賛する声が見られたが、中には両親を "無責任 "だと非難する人もいた。父親のティモシー・ホッパーさんは、ガーディアン紙の取材に対し、「イーサンくんがクレーンゲームで遊んでいた所、突然いなくなったんです」と語っている。
さらに「息子がゲーム機の中に入るのは、信じられない速さでした。彼はクレーンゲームが大好きなんです。いつもクレーンゲーム機の景品が出る取り出し口を開けたり閉めたりと遊んでいるのですが、一瞬のうちに機械の中にもぐりこみ、突然ドアが閉まったのです」と続けている。
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一方、その場に駆けつけた警察官のスチュアート・パワーさんは同誌の取材に対し、この通報を聞いた時の様子を話している。
「通報を受けたとき、車の中で少し笑みがこぼれていました。同じ父親である私は、じぶんの息子たちだったらどうするだろうか考えていました」
さらに「子どもは子どもです。私の息子は4歳ですが、まだ同じようなことをしていないことに驚きを感じます」と続けた。
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