ドレイクの巨額投資で復活した、幻の豪華アート遊園地が話題に

  • 写真&文:稲石千奈美
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LOS ANGELES ロサンゼルス/アメリカ

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ポップシュルレアリストとして名高いケニー・シャーフがデザインした空中ブランコ。開園当時は上に4体の彫刻も設置されていた。

大御所によるアートで彩られた遊園地がLAに登場し話題を呼んでいる。もともとは芸術家アンドレ・ヘラーが1987年にドイツ・ハンブルグで企画し誕生したもの。30名以上の芸術家が参加しており、バスキアが手がけた観覧車がマイルス・デイビスの音楽に合わせて回転し、デビッド・ホックニーのパビリオンでは前衛的舞台が繰り広げられた。30万人が訪れた人気イベントだったが、残念ながらその後閉鎖。施設の重機はコンテナに収められ忘れ去られていたところ、人気ラッパーのドレイクらが約1億ドルを投資。新たにアート展覧会としてLAの倉庫街で復活した。近い将来には他都市への巡回も計画中だという。

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馬の代わりにカラフルに回転するのはキース・ヘリングのキャラクター。

※この記事はPen 2024年3月号より再編集した記事です。