1月30日、ボッテガ・ヴェネタの新たなストアがミラノに誕生。ミラノ中心部の歴史的なショッピングギャラリー、ガレリア・ヴィットリオ・エマヌエーレ2世内、ドゥオーモとスカラ座に挟まれた、ランドマークと言うべきロケーションだ。
ガレリア・ヴィットリオ・エマヌエーレ2世は、印象的なネオクラシカル様式の構造で、アーチ型のガラス屋根に覆われたアーケード、その中心にあるガラスドーム天井を備えた八角形のスペースで構成されている。ガレリアには複数のラグジュアリーストアに加え、ハイエンドなレストラン、カフェ、バーが揃い、ミラノで最も古い歴史を持つ老舗も含まれている。
ストアは2階建てで、ガラスと、イタリア産のウォルナット材、美しい緑色のヴェルデ・サン・ドニ大理石の3つの要素を特徴としたデザイン。これらは、パリのモンテーニュ通りにオープンしたフラッグシップの美学を受け継ぎさらに進化させたもので、伝統的な素材とモダニズムあふれる感性を融合させたつくりになっている。
幾何学的な格子柄を中心に、ウォルナット材のパネルで縁取られた壁と天井には無機質な正方形のガラスブロックが組み込まれている。さらに店内には、レザーのシートやウールのカーペットが柔らかなテクスチャーを生み出し、モジュール式のユニットシェルフが遊び心も演出。
「店内では、さまざまな形で宇宙を感じることができます。スペースシップの美学とは対照的なイタリアのモダニズム建築を組み込んだ親しみあるインテリアを表現しました。そして、なにより服を着るというプライベートな側面を捉え、身に着けることで想像力を掻き立ててほしい」と、クリエイティブ・ディレクターのマチュー・ブレイジーは語っている。
店内にはレザーグッズ、シューズ、ウイメンズのレディ・トゥ・ウェアが揃う。ミラノへ訪れる際にはぜひ、足を運んでみてほしい。