真冬に雪の中でファーコートにビキニだけを纏ったクロエ・カーダシアンの着こなしが話題を呼んでいる。
インスタグラムで、ビキニにファーの帽子を被り、ファーアウターを途中までに脱ぎかけた姿のセルフィーをシェアしたクロエ・カーダシアン。写真からは、ふたりの子を出産後も彼女が依然として素晴らしい腹筋を維持していることがわかる。
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SNSで流行中のモブ・ワイフのムード
クロエはこの画像に、「これはモブ・ワイフのムードを与えているわ。もちろん、偽物のモブ・ワイフね」というキャプションを添えている。モブ・ワイフとは、TikTokを中心としたSNSで今バズっているトレンドのこと。お手本となるのは、シャロン・ストーン出演の映画『カジノ』やTV版『ゴッドファーザー』と呼ばれる超人気ドラマ『ザ・ソプラノズ 哀愁のマフィア』のギャングやマフィアの妻たちの着こなしのこと。ゴージャスなファーコートに濃いメイクと逆立てたビッグ・バングス、そこにフレンチマニキュアとゴールドジュエリーを加えているのが特徴だという。
インスピレーション源となっている『ザ・ソプラノズ』はアメリカでは国民的大ヒットしたドラマで、今年25周年を迎えることが、ブームのきっかけとなっているようだ。
言われてみれば、クロエのコーデは浮世離れしたくらいにリッチなバイブスがモブ・ワイフっぽく見える。
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70年代風のレトロな空気感
高価なファーを買わなくとも、古着屋でフェイクファーやビッグサングラスにアニマルプリント、コスチュームジュエリーにボディコンシャスな服を買えばモブ・スタイルは再現できる。たとえるならば、J.Loのようなセクシーなスタイルだ。『カジノ』では、シャロン・ストーンが水色のミニスカートのセットアップに白のプラットフォームブーツを合わせていたのが印象的。ほかにも映画『スカーフェイス』のミシェル・ファイファーなどもいいお手本になりそう。
ファッションだけでなく、美容系TikToker界隈でもモブ・ワイフはトレンドで、ダークなリップライナーできちんと描いたリップや強めのアイブロウ、濃いダークカラーのアイメイクなどが見られる。大きめにカールさせた前髪を立てたボリュームヘアもポイントだ。70年代風のレトロな空気感が新鮮。
ミニマリストを目指した「クワイエット・ラグジュアリー」のトレンドとは真逆を行く、このモブ・ワイフコーデ、日本でもブームとなるか。
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Sharon Stone’s outfits in Casino (1995) pic.twitter.com/evElstCaVN
— Films to Films (@filmstofilms_) October 8, 2022
『カジノ』でのシャロン・ストーンの着こなし。
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Michelle Pfeiffer in Scarface, 1983 pic.twitter.com/vP3dvUz8hR
— 𝘀𝘂𝗻𝗱𝗮𝘆𝘀 𝗮𝘁 𝘁𝗵𝗲 𝗰𝗶𝗻𝗲𝗺𝗮. (@CinemaOnSundays) January 31, 2024
映画『スカーフェイス』のミシェル・ファイファー。
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