街歩きだけでも、その異国情緒漂う雰囲気に心惹かれる長崎。この街の歴史や文化を感じながら、“ローカル”に溶け込んで旅を楽しんでもらいたい。そんなコンセプトのもと、2024年2月にオープンするのが、ホテル「FAV LUX（ファブラックス） 長崎」だ。

地方都市を中心にブランドを展開する「FAV HOTEL（ファブホテル）」グループが、新たに展開した「FAV LUX」シリーズ最初の施設となる同ホテル。現存する国内最古の教会堂である世界遺産・大浦天主堂から徒歩数分の立地や、グループや家族で長期間宿泊可能なゆとりある部屋づくりなどを通じて、土地の魅力を肌身で感じられる空間と体験を提供する。

「FAV LUX 長崎」の客室の特徴は、「長期間での大人数の宿泊」を想定している点だ。クイーンベッドふたつ、シングルベッドふたつが設置された「バンク」をはじめ、大半の部屋は広めのスペースで設計されており、家族やグループでの利用も可能。また、「ホテルにいながらにして、ローカルを体験できるように」との想いから、全部屋にキッチンやカトラリーなども完備。少し足を伸ばせば中華街などもあるものの、外食のみに頼らず、室内で地の素材を活かした簡単な調理も楽しめるのも、ありがたい。

デザインは、「FAV HOTEL」を多々手掛けてきたイギリスのデザイン会社「PDP LONDON LLP」によるもの。長崎の伝統的な意匠を現代風にアレンジした壁紙や、オランダのモダンな意匠を取り入れるなど、オランダと日本を結んだ長崎の歴史や文化を独自解釈し、融合させたデザインが光る。

最上階の9階のスイートルームは、最大6～8人が宿泊できる「バンクスイート」「サウナスイート」「スイート」の3タイプの部屋を用意。どの部屋も、長崎湾の景色が一望できる開放感あるつくりで、大人数の宿泊であっても居心地の悪さは感じさせない。

宿泊者限定で利用できるのが、長崎湾が一望できるルーフトップ。日中ののどかな長崎市街の風景はもちろん、夕暮れや夜景まで、時間ごとに長崎のさまざまな表情を眺められる。観光やレジャーを楽しんだ後、長崎の夜景を横目に、仲間たちとのたわいない会話とともに締めくくる1日は、格別だ。

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長崎湾を望みながらのサウナタイム

また、このホテルの醍醐味といえばサウナ体験だ。サウナスイートと1階の有料貸し切りサウナに広がる、ラグジュアリーな雰囲気漂う本格的なサウナ空間は、会員制プライベートサウナ「the S」の運営も手掛ける同ホテルならでは。

サウナには、フィンランド式とモリス式のハイブリッドを採用。深めの水風呂やジャグジー、セルフロウリュなども完備し、サウナ通もうならせる仕様に。

大人数でのサウナを楽しめるのも、魅力のひとつ。サウナスイートでは最大6名、貸し切りサウナは最大8名まで利用可能。休憩スペースもあるので、サウナ仲間とともに訪れれば、1日中サウナだけでも楽しめるはず。特にサウナスイートでは、ベランダに外気浴スペースを設置。長崎湾や稲佐山を臨みながらの、唯一無二のチルタイムを楽しみたい。

長崎というローカルの地で、仲間や家族と、サウナや食、そして寝床もともにする。そんな体験は、連泊を続けても、毎日新たな刺激に満ちあふれているはずだ。