ニュージーランドでは、最高のギターリフを披露すると、その腕前と引き換えに缶ビールが無料でもらえるというユニークな自動販売機がある。演奏を評価するのは、自販機に内蔵されたAIシステム。ギターヒーローばりの演奏で、AIを痺れさせるチャレンジャーの登場が期待されている。
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審査員はAI! 賞品は冷え冷えの缶ビール
楽器の情報サイト、ギア・ニュースによれば、話題の自販機は、首都ウェリントンにあるパンヘッド・カスタム・エール・ブリュワリーが設置した「スレイ・トゥ・ペイ(Slay To Pay)」だ。スレイ(Slay)には、英語のスラングで「かっこいい」「めちゃくちゃキマッてる」などの意味がある。
この自販機には、エピフォン・エクスプローラーというエレキギターが搭載されており、これを使って得意のリフを演奏すると、AIが出来栄えを評価。スキルにお墨付きが与えられ合格すると、パンヘッド・ブリュワリーの最高級ビールのよく冷えた缶が贈られるという、革新的なシステムだ。
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つかの間のギターヒーロー誕生? 聴衆もエキサイト!
マーケティング業界サイト、キャンペーン・アジアは、最高のギターヒーローになることは、年配の白人男性の夢だと言う。さらに、冷たいビールと大音量の音楽がよいコンビネーションになっていると説明している。
ブリュワリーのインスタグラムをチェックすると、おじさんギタリストのなかなかにかっこいい演奏の様子や、ご褒美のビールを楽しむ姿を見ることができる。また、集まった聴衆もノリノリで、かなりの盛り上がりを見せていた。
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AIはヘビメタ好き? 2024年も挑戦は続く
ギア・ニュースによれば、「スレイ・トゥ・ペイ」はクリスマス期間中はお休みだったが、2024年には復活する予定だ。ギタリストとビール好きには、ウェリントンは注目の旅先となりそうだ。
ちなみにこの自販機のAIは、ヘビーなスタイルの音楽が好みらしい。AIにチャレンジするギタリストたちは、高い評価を受けるために、メタルやロックのリフの練習をしていくほうがよいということだ。新曲を練習するという場合、メタリカあたりにしっかり集中して取り組むほうがよさそうだと、ギア・ニュースはアドバイスしている。
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自販機の前でギターを弾く人。見た目は普通のスーツ姿の男性が、実は凄腕だった、というPV。
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自販機の前でギターを演奏すると、周囲の人たちもビール片手にノリノリで最後は乾杯!