
国際宇宙ステーション(ISS)で大切に育てられていた“トマト”。ある日、突如として消えたが、8ヶ月以上たったある日、無事に発見された。この事件が、いま話題を呼んでいるのだ。
トマト泥棒の容疑が晴れた、ある宇宙飛行士の話
アメリカの宇宙飛行士のフランシスコ・フランク・ルビオさんは、ISS内で農業実験の一環として微小重力下で種からトマトを育てていたが、8ヶ月以上前にその果実が不可解な形で姿を消し「彼がトマトを食べたんだろう」と非難されていた。しかし12月上旬、7人のクルーが軌道上基地の25周年を祝うライブストリーミングで、その小さなトマトが発見されたことが語られたのだ。
「我々の親友フランク・ルビオは、トマトを食べたことで長い間責められてきました。しかし、我々は彼の容疑を晴らすことができます。私たちはトマトを見つけたのです」とNASAの宇宙飛行士ジャスミン・モグベリさんは語った。
彼女は、高さ356フィートの宇宙ステーションのどこにトマトがあったのか、またどのような状態だったのか明言しなかったが、公開された写真には、幅1インチ(約2.5センチメートル)ほどの乾燥して小さくなっているトマトが映し出されていた。
1/4