天才2歳児、メンサの最年少会員に! 1歳で数字やアルファベットを覚え、ギネス世界記録も樹立

  • 文:大村朱里
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わずか2歳にして高IQ団体「メンサ」に加入したアイラさん。Guinness World Records のFacebookより。

アメリカ・ケンタッキー州に住むアイラ・マクナブさんは、わずか2歳にして高IQ団体「メンサ」に加入し、最年少の女性会員としてギネス世界記録に認定された。メンサとは、人口上位2%の知能指数 (IQ) を有する人が加入できる世界最大の高IQ協会のこと。イギリスで1946年に創設され、メンバー同士の知的交流を目的とされている。

両親のジェイソン・マクナブさんとアマンダさんによると、アイラさんの才能を感じ始めたのは、生まれて間もない0歳の頃からだったという。一般的に2歳になる子どもたちは言葉を話し始め、おままごとをしたり自立心が芽生える時期とされるが、アイラさんは、わずか1歳で色や数字、アルファベットを覚えることができた。さらには、生後7ヶ月には絵本から特定のものを選ぶことができたという。父親のジェイソンさんはこれらの出来事にとても驚いたというが、さらに衝撃だったのはアイラさんの2歳の誕生日のことだったとガーディアン紙の取材で語っている。

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わずか2歳の天才児、メンサ入会のきっかけ

祖母から誕生日祝いでプレゼントされたお絵かきボードに、ジェイソンさんが「赤(RED)」と書いたところ、アイラさんは突然単語を読み出したそうだ。驚いた彼が次に「青(BLUE)」、「黄(YELLOW)」、「猫(CAT)」、「犬(DOG)」と書き出すと、アイラちゃんは迷うことなく回答。

それ以降、マクナブ夫妻は家のあちこちに、椅子(CHAIR)の横にはC-H-A-I-R、ソファー(SOFA)のそばにはS-O-F-Aなど、アルファベット文字のおもちゃで綴られた単語があることを発見。アイラさんの才能に可能性を感じた両親は、すぐに娘のメンサ入会を希望したという。最終的に、彼女はスタンフォード・ビネーのIQテストで、年齢に対する知能の99パーセンタイルのスコアを獲得。メンサの合格基準点の98パーセンタイルを超えた驚異的な知能を披露し、無事にメンサに加入した。

「彼女の将来が待ち遠しいです」と父親

「アイラは自分を大人と同等だと思っています。彼女は "お父さんがそう言ったから "という理由では決して落ち着かないのです」と父親のジェイソンさん。他の子どもたちには秘密にしておきたいことがあっても、アイラさんにはそれが通用しないという。

「他の子どもたちであれば、彼らの前で私が何を言っているのか分からせたくないとき、アルファベットで綴り伝えれば良かったのですが、アイラはすぐに理解します」と語った。

さらに「私が妻に『ねえ、I-C-E-C-R-E-A-Mを買おうか』と尋ねると、アイラは目を輝かせて『アイスクリーム!』と叫ぶんだ」と続けた。

現在3歳になるアイラさん。今でも読書で覚えた単語を使ったり、手話でアルファベットを見せたりするなど、新しい才能で両親を驚かせ続けているという。ジェイソンさんは、そんなアイラさんがギネス記録を達成したことに対し、「彼女はたった3年間でこれだけのことを成し遂げました。彼女の将来が待ち遠しいです」と喜びのコメントを述べた。

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Guinness World Records のFacebookより。

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英単語をスラスラと言い当てるアイラさん。