あるカップルが、総額88億円を掛けた盛大な結婚式を挙げた。パリの美しい城で5日間にわたり行われた豪華な式は、SNS上で“世紀の結婚式”と話題になった。しかし、おとぎ話のようなストーリーには衝撃的な展開が。式の数日後、新郎は3人の警察官に発砲した疑いで懲役25年が科される可能性があることが判明したのだ。
ゲスト全員、プライベートジェットでパリへ?
壮絶な物語は、パリの郊外で行われた”夢のような結婚式”から始まった。アメリカ・テキサス州に住むマデレイン・ブロックウェイさんとジェイコブ・ラグローンさんは11月18日、総額88億円の桁違いの結婚式を主催。SNSに投稿された式の様子には、目を疑うような光景が広がっていた。祝宴は、まずアメリカ・ユタ州にある5つ星高級リゾートでの約1週間のバチェロレッテ・パーティ(独身最後の女子会)から始まった。
新郎新婦とゲストたちはプライベートジェットでパリへ向かい、あのヴェルサイユ宮殿の一部を結婚式のために確保。そして、ふたりはパリのオペラ座でのリハーサル・ディナーを行い、パリ郊外のシャトー・ド・ヴィレット城で結婚式を挙げた。
披露宴では、会場いっぱいに花が飾られ、豪華な料理、オーケストラの生演奏、エッフェル塔での花火まで、豪華な演出が。またファーストダンスには、あの人気アーティスト「Maroon 5」が余興を飾った。5日間に及ぶ夢のような結婚式は、瞬く間にSNSで拡散。無名だったマデレインさんは一夜にしてにインターネット上の人気者になった。「最も美しい結婚式」と大手メディアも相次いで報じた。しかし、おとぎ話のような話は一転。注目を浴びたことで、衝撃の事実が判明したのだ。
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夢のような結婚式から数日後、予想外の展開へ
結婚式数日後、ネットの詮索好きな人々が、新郎のラグローンさんが今年3月にテキサス州の公務員に対する3件の加重暴行容疑で起訴されていたことを発見。これはテキサス州では第一級の重罪にあたる。当局によると、事件は3月14日にウェストワース・ビレッジの警察官が騒乱の通報を受けて駆けつけたときに起こったとされている。彼らが到着したとき、警官たちはラグローンさんに発砲されたと報じられた。
ワシントン・ポスト紙が入手した起訴状には、ラグローンさんが警官に対して「故意かつ故意に差し迫った身体的傷害を脅し、暴行の実行中に殺傷能力のある武器を使用した」と記されている。
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