プロダクトに限らず、都市開発やイベントをデザイン視点で捉える齋藤精一。彼の目に、バッテリーEV「BYDドルフィン」はどのように映ったのだろうか。
齋藤精一
Seiichi Saito
パノラマティクス主宰。建築デザインをコロンビア大学建築学科で学び、2000年からニューヨークで活動。帰国後、06年株式会社ライゾマティクス(現:アブストラクトエンジン)を設立。25年に開催予定の大阪・関西万博ではEXPO共創プログラムディレクターを務める。
「都市の景観において、自動車は大きな役割を担っています。すべてのクルマが個性的で先鋭的なデザインだと、風景は攻撃的になってしまうでしょう。『BYDドルフィン』に感じたのはアノニマス。風景に馴染むデザインです」とクリエイターの齋藤精一は語る。
バッテリーを床下に積み、前輪を駆動させるコンパクトEVは、その名の通りイルカをイメージしたデザイン。描いたのは数々の名車を手がけたドイツ人デザイナー、ヴォルフガング・エッガーだ。
「道具の定義ってさまざまだと思うのですが、 多くの人たちが使える道具こそが本当の道具だと思います。説明がなくても、どこになにがあって、どう動くのかがすぐにわかる。完成度も高いです」
ハンドルを握った後、齋藤さんの印象は変わらず高評価だった。
「ニュートラルな乗り心地が、特にいい。スポーツモードも楽しいし、価格も良心的です」
自動車は生活の道具だ。都市の要素としても大きな役割を果たしている。未来はBYDドルフィンのようなクルマが、新しい街づくりを支えるのだろう。
BYD ドルフィン ロングレンジ
BYD DOLPHIN Long Range
サイズ(全長×全幅×全高):4290×1770×1550㎜
バッテリー容量:58.56kWh
最高出力:150kW(204Ps)
最大トルク:310N・m
一充電走行距離:476km
車両価格:¥4,070,000
●BYD TEL:0120-807-551
https://byd.co.jp/byd-auto
BYDが「六本木ヒルズ クリスマスマーケット2023」に初協賛し、
期間限定のカフェ「BYD e-llumination CAFE」を展開。
www.roppongihills.com/sp/christmas/2023/illumination-event/market.html