満を持してやってきた韓国。目的は、サウナ。前回、はじめての「チムジルバン」でお風呂とぬるめのサウナに入り、「韓国のサウナはこんな感じなのかぁ」と物足りない感じのまま終了したところ、「汗蒸幕」が別のスペースにあることにあとで気づくという痛恨のミス!
というわけで、今回はしっかり汗蒸幕の場所を確認して入ってきました。行ったのは、「黄金スパ」。その名前の通り、金ピカです。
受付でお金を払いロッカーキーをもらいます。この時、サウナ・お風呂と汗蒸幕が別料金という可能性もあると思い、一生懸命「ハンジュンマク!ハンジュンマク!」と言い続けました(笑)。
サウナ・お風呂は男女別なので裸で入りますが、汗蒸幕は男女一緒。なので、ロッカー室で受付でもらった館内着に着替えて「汗蒸幕」のサインを探して移動します。
すると出てきました!いろいろな温度のドーム型の「汗蒸幕」が並び、外ではみなさん何かを食べていたり、マットを敷いて寝っ転がったりしています。いびきをかいて本気寝しているおじさんもチラホラ。
我々は40度などの低い温度のものはスルーして、高温を狙っていきます。一番熱そうな汗蒸幕を見つけ、のぞいて見ると……アツツツーーー!ドドーっと熱風が顔に当たります。これは熱いです!高温の汗蒸幕に入っている人はバスタオルをかぶったり、靴下を履いたりして肌を完全に守りながら入っています。
高温汗蒸幕の入り口には麻袋が用意してあり、かぶっていいんですが、わたしたちは館内着のまま挑みました。
しかし、湿度がなくカラカラの熱さに2、3分でギブアップです。そして着衣なので、水風呂はナシ!
これだけローストされたあとに、水に入れない汗蒸幕のハードコアさ。韓国の皆さん、この熱々の体、どうしてるんでしょうか。ゴロゴロしながらゆーっくり冷やしていくスタイルなのでしょうか。一応、20度くらいの涼しい部屋は用意されています。
というわけで、いわゆる「ととのったー」のフィーリングはやってきません。でもあの熱さに入った、耐えた!という心の気持ちよさはありますね。
あと、無視ができない存在感を放つツタンカーメンの汗蒸幕。温度は40度くらいです。岩盤浴的に、ゆーっくりじーっくり入るタイプですね。
そして最後にサウナ・お風呂エリアへ戻ります。サウナはミストで、心地いいくらいの温度ですが、石なので、タオルを敷いても熱々すぎて座れません。マットを持っていないので立ちサウナしました。そして、ここ水風呂はプールのように深く大きく、入りごたえありでした。お風呂も数種類あり、そしてやはり下着姿のアカスリ先生たちも稼働中でした。
みなさん好きな場所でごろごろ寝ていたり、カップラーメンを食べたり、テレビを見たりと日本の健康ランドと同じですごく自由におのおのリラックスされていました。今回の旅は、とにかく行きたい場所、食べたいものを駆け足でこなしていくことに集中していたので、次回はごろごろしながら、熱々の汗蒸幕に入り、ゆっくり冷やして、カップラーメンを食べてみたい!と思いました。
次は今回の旅の目玉、古来伝統の「スッカマ編」です。
黄金スパ / ファングムスパ
住所:2388 Hwanghak-dong, Jung-gu, Seoul, 韓国
TEL:+822-2231-8000
http://goldspa11.com/
文筆家、イラストレーター
コロラド大学大学院東アジア言語文明学科卒。2009年から外務省専門調査員として在シアトル総領事館勤務。在米中に出版した『COFFEE GIVES ME SUPERPOWERS』がベストセラーとなり世界5ヵ国で翻訳出版されている。サウナ愛好家でもあり、フィンランド政府観光局サウナアンバサダーに任命されている。著書に『週末フィンランド』、『エンジョイ!クラフトビール』、『コーヒーがないと生きていけない!』、『HAVE A GOOD SAUNA!』がある。
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コロラド大学大学院東アジア言語文明学科卒。2009年から外務省専門調査員として在シアトル総領事館勤務。在米中に出版した『COFFEE GIVES ME SUPERPOWERS』がベストセラーとなり世界5ヵ国で翻訳出版されている。サウナ愛好家でもあり、フィンランド政府観光局サウナアンバサダーに任命されている。著書に『週末フィンランド』、『エンジョイ!クラフトビール』、『コーヒーがないと生きていけない!』、『HAVE A GOOD SAUNA!』がある。
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