10月9日、アメリカ・カリフォルニア州ハーフムーン・ベイにて第50回カボチャ重量大会(the 50th World Championship Pumpkin Weigh-Off)が開催された。この大会で、最重量カボチャの世界記録が更新され、話題を呼んでいる。
世界記録を樹立したのは、ミネソタ州で園芸教師をしているトラビス・ギンガー氏(43歳)が栽培した巨大カボチャ。彼はこのカボチャを元プロバスケットボール選手にちなみ「マイケル・ジョーダン」と名付け、コンテストに参加した。
世界記録を20キロ以上も上回った重量で記録更新!
ギネス・ワールドレコーズによると、これまでイタリアのステファノ・カトルピ氏が育てたカボチャが2021年に記録した1226キロ(2702ポンド13.9オンス)が世界最重量カボチャだった。今回ギンガー氏のカボチャの測定記録は1246.9キロ(2749ポンド)。前記録より20キロ以上も上回る重さを記録し、見事「大会優勝」に加え「新・世界記録樹立」を成し遂げた。
1246.9キロ…といっても大きさ・重さ共に想像するのが難しいが、これはバスケットボール約2110個分、パイにすると少なくとも687個分もあると報道されている。
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1日12回の水やり、掛かった経費は約224万円!
父親の影響で10代からカボチャ栽培に励んでいたギンガー氏。NBC Newsによると過去4回この大会に出場し、3回優勝した経験がある。今回念願かなって世界記録樹立となった。
この巨大カボチャを育てるため、ギンガー氏は毎日12回もの水やりをかかさず、肥料代を含めこれまで約1万5000ドル(約224万円)を費やした。そしてこのカボチャを35時間かけてミネソタ州からカリフォルニア州まで車で運んだという。
優勝賞金約450万円の使い道は…?
今回の優勝により3万ドル(約449万円)を獲得したが、この賞金は来年の大会に出場するためのカボチャ栽培のために使うとのこと。
「人々を笑顔にするために、頑張って(栽培)しました」と語ったギンガー氏。来年、さらに大きく、重いカボチャを披露してくれるだろう。
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