2024年9月にうめきた2期地区開発事業「グラングリーン大阪」内の主要施設として開業予定の「(仮称)ネクストイノベーションミュージアム」の正式名称が「VS.(ヴイエス)」に決定した。
ヴイエスは、生き方や価値観に対して、変化と革新の入り口となる新しい文化装置。特定のテーマやコレクションをもたず、テクノロジーとリベラルアーツ、伝統的な文化と新しい発想、国内外の多様な文化や取り組みを結びつけながら、斬新な体験を提供。また、独自企画による特別プログラムやイベントのほか、企業向けの人材育成プログラムの開発なども行う。
設計監修を手がけたのは安藤忠雄建築研究所。施設の大部分が地下に配置され、合計すると約1400平方メートルに及ぶ3つのスタジオを備える。
中でもスタジオAは、天井高が15メートルという地上まで突き抜けの空間となっており、没入感のある映像やパフォーマンス、大型作品の展示などが可能だ。各スタジオをつなぐホワイエには、展示やイベントのほか、利用者が交流できる場の提供も予定している。