日本初直営店のオープンは、10月13日(金)。
わざと“13日の金曜日”を狙った!?
かどうかはともかく、世界のファッション界にもっとも影響力のあるデザイナーのひとりであるジョナサン・ウィリアム・アンダーソン。
自身のブランドであるJ.W. アンダーソンの日本初店舗を設けました。
東京・渋谷パルコという、ファッション意識の高い層向け商業施設に出店。
クリエイティブなのに気取らないジョナサンらしい出店場所ですね。
店構えもフロアに自然に馴染むさりげなさ。
好きです、こういう姿勢。
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ジョナサン・アンダーソン基礎知識
1. ロエベの現ディレクターでもあるスターデザイナー。
2. 北アイルランド出身者で、イギリス的要素を服に取り入れる人。
(“イギリス出身”と呼ばれるのは嫌らしい)
3. 庶民的なカジュアルウエアがベース。
4. 約10年前にジェンダーレストレンドを生み出した立役者。
5. J.W. アンダーソンの店舗はほかに、ロンドン(ソーホー)、ミラノ、中国にあり。
6. ゲイ文化に根付くアイテムをJ.W. アンダーソンで多数展開。
ロエベではやらない(やれない??)。
7. 日本のユニクロとのコラボは2023年秋冬も継続。
貴族階級、上流階級の女性が主な顧客だったフランスのモードと、紳士文化と生活文化のイギリス圏のモードは表現する世界観が異なるようです。
狩猟やガーデニングといった慣習があるからでしょうか、庶民的でアクティブな服装への拒否感もなさそう。
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J.W. アンダーソンもベースはトラッドやカジュアルウエア。
ユニクロとのコラボラインでは、ジョナサンのカジュアル志向の部分が大きく打ち出されています。
だからあの服は「わりとフツー」に見えがち。
(それが良さでもあり)
J.W. アンダーソンになると素材、仕立ての凝り具合が変わりますから、「フツーだけどフツーじゃない」服です。
このたびオープン前日の内覧で改めて、大人男性のワードローブにハマるものが多いことに気づきました。
捻りを加えた一歩上を行くベーシック。
価格はセーターやパンツで10万円前後、スウエットシャツやパンツで4〜5万円ほど。
決して安くありませんが、ヨーロッパのハイブランドのゾーンよりだいぶ手に届きやすいですし、円安の材料費高騰などもあり爆上がりした日本ブランドと比べても大きな差を感じないほど。
レザー製品で最高品質&最高デザインを望むならロエベの店に行くべきかと思いますが、J.W. アンダーソンはモードがより身近に感じられる場所。
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J.W. アンダーソンはバッグを1個持ってます。
銀座のドーバーストリートマーケットで買いました。
同ブランドが打ち出すカルチャーのひとつであるセクシュアリティはわたしと異なりますが、そこばかりを気にかけないようにしています。
ジョナサンのデザインに素晴らしいものがたくさんある、それでOK。
カルチャーに束縛されると着る自由度まで失われてしまいます。
手に入れたあとはどんなブランドでも自分自身の一部にしてしまうことが、“着こなす”ってことだと思うのです。
(それができる人になりたい)
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【画像】速報!J.W. アンダーソンの日本初直営店が渋谷パルコにオープン
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ファッションレポーター/フォトグラファー
明治大学&文化服装学院卒業。文化出版局に新卒入社し、「MRハイファッション」「装苑」の編集者に。退社後はフリーランス。文章書き、写真撮影、スタイリングを行い、ファッション的なモノコトを発信中。
ご相談はkazushi.kazushi.info@gmail.comへ。
明治大学&文化服装学院卒業。文化出版局に新卒入社し、「MRハイファッション」「装苑」の編集者に。退社後はフリーランス。文章書き、写真撮影、スタイリングを行い、ファッション的なモノコトを発信中。
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