満員電車の中で、踊ることはできますか?「恥ずかしくて、そんなことできない!」多くの人はそう思うかもしれない。しかし、チューブガールは違う。彼女は、ありふれた通勤時間をまるでミュージックビデオの中にいるような特別な空間に変えることができるのだ。
新TikTokスター「チューブガール」とは何者?
イギリス・ロンドンに住むサブリナ・バスーンさん。今や、「チューブガール(地下鉄ガール)」との愛称で世界中の何百万人もの人々に知られている人気者。サブリナさんはロンドンの地下鉄内でエネルギッシュなダンスを撮影し、TikTokに投稿している。彼女の魅力は、その満ち溢れた強い自信だ。
テート・マクレーの「Greedy」やジャズミン・ビーンの楽曲などお気に入りのビートに合わせ、髪を風になびかせながら、まるで周りに人がいないかのように堂々と踊っている。この姿に彼女はすぐに注目の的となり、フォロワー数は70万人を超えるなど爆発的人気を得ている。
コメントには「そんなこと絶対にできない」「Tube Girl はどうやってこんな動画が撮れるの? 空いている電車の中で、携帯電話を持ち上げて撮影するのがやっとです」「その自信欲しい」など、他人の目を全く気にしない様子に多くの人は衝撃を与えられた。
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「私は今とても幸せです」チューブガール誕生の背景とは
「“恥ずかしさ”は存在しません」そうBBCのインタビューに答えるサブリナさん。きっかけはある出来事だったという。同社によると、イギリスのダラム大学に毎日電車を使用して通学していたサブリナさん。ある日、彼女は撮影したい“TikTokのアイデア”があり、他の乗客に撮影に協力してくれるよう頼んだが、キッパリ「無理」と断られ、「もういい、撮りたいから一人で撮ろう」と何気なく撮影したことが始まりだったと語っている。「公共交通機関でそれをするほど勇気のある人は少ないかと思いますが...」というThe Washington Postの取材に対し彼女はこう答えている。
「自分が何をいま望んでいるのかを知り、自分の能力をしっかりと認識することを大切にしています。ただダンスと音楽が大好きなのです。自分がやりたいと思ったことをしただけです」
「恥ずかしさは本物ではありません。少なくとも、夢や自分のやりたいことの邪魔をさせてはいけません。だから正直に言うと、たとえ撮影していなかったとしても踊っていると思います」と続けた。
彼女のこの絶大的な人気に、様々なブランドも注目。ファッションブランド「ヴァレンティノ」や「BOSS」などのイベントに招待され、さまざまなセレブとコラボにも繋がっている。「たくさんの愛とサポート、本当に言葉がありません。すべてがクレイジーで、私はここにいることができてとても幸せです」とサブリナさんは感謝を述べてた。
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世界各地で“#TUBEGIRL”と付けたチューブガールたちが続出
そんなチューブガールを真似して、TikTokではハッシュタグ#tubegirlと共にさまざまな場所で動画を撮影する人が続出。東京のあの満員電車でチャレンジする人や、大学の講義中に全生徒全の前で踊る先生まで、世界各地から自信に満ち溢れた人々の動画が投稿されている。
チューブガールは今や、ただ地下鉄で動画を撮る女の子ではなく、多くの人に自信・勇気を与えている。あなたも一度試してみてはどうだろうか。もしかしたら、仕事に行くまでの道のりをいつもより輝かせることができるかもしれない。
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