ゴールドウインは2023秋冬コレクションにて、構造タンパク質素材を使用した全9アイテムを発売した。「クロスフィールド 3L ジャケット」をはじめとした、コートやスリムテーパードパンツなどのアイテムが揃う。また、各アイテムは直営店やオンラインストアで販売中だ。
ゴールドウインは、さまざまな環境問題の改善を目指すべく、2015年から構造タンパク質を開発するスパイバー(Spiber)社と共同開発に取り組んできた。次世代型の新素材「ブリュード・プロテイン繊維」は、シルクのような光沢さと繊細さを併せもつフィラメント糸が使用され、カシミヤやウールのような上質な肌触りの紡績糸にも加工が可能なことから、次世代の素材として期待が寄せられている。
本コレクションは、環境負荷の高い資源を使用した素材や動物由来の素材をブリュード・プロテイン繊維に置き換え、循環可能型社会の実現を目指している。アパレルが及ぼす環境問題の解決策につながるかもしれない。