世界に誇る「岡山デニム」を代表するブランドのひとつ、桃太郎ジーンズ。17年以上走り続けてきたブランドがいま、革新の時を迎えている。

桃太郎ジーンズは、岡山県児島から高品質なセルビッチデニムの魅力を世界に発信し続けている。旧式のシャトル織機を用い、ディテールまでこだわり抜いた、オーセンティックなものづくりで知られる。確かな技術をもつこのブランドが、ヴィンテージデニムからインスパイアされたテキスタイルやデザインなど、根本にある姿勢はぶらさずに、より洗練されたルックスの新作を発表した。 

緯糸にシルクを織り込んだデニムのセットアップは、一見すると黒に感じるほど深いインディゴの発色と、自然な艶をもった素材感がエレガントかつ上品な表情をのぞかせる。ステッチも生地の色に合わせたネイビーを採用することで、ミニマルな印象に仕上がった。さらに、ブルゾンの左胸ポケットとパンツのトップボタンには、シルバー925製のオリジナルボタンを使用。卓越した技術力に裏付けられたディテールワークや立ち姿に際立つ端正なシルエットはそのまま、新時代のデニムの可能性が示されている。