サステイナブルで贅沢な5つの香りの「レ モンド ドゥ ディプティック(ディプティックの世界)」。初のリフィラブルなフレグランスキャンドルを包むのは、オブジェの美しさも備えたタイムレスなオーバル型のガラスの器。
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「ディプティックは室内用フレグランスキャンドルを世に出したメゾンです。芸術と自然を愛する3人の創業者は革新的でした。『レモンド ドゥ ディプティック』の仕事で、私は彼らのエスプリにオマージュを捧げています」
フレグランスキャンドルの60周年を祝って、ディプティックが開く新たなカテゴリーの器のデザインを依頼されたクリスティーナ・チェレスティーノがこう語る。アーカイブに入り込み、メゾンの世界観を理解することから仕事を始める彼女。今回いちばん難しかったのは、オブジェのコンセプションだったという。ディプティックの世界の表現として、キャンドルのフォルムは、ローマ皇帝の近衛兵が持つ盾に起源があるメゾンのアイコニックなラベルと同じ、オーバル(楕円)型にしようと決めた。
「これがスターティングポイント。キャンドルの容量、楕円のフォルムが決まっている中で、オブジェの高さを見出すのがデザイン上での挑戦でした」
彼女は一枚岩を思わせる分厚いガラスで器をデザインした。水平に彫った2本の線によって器が3層に見えるようにしたのは、創業者3名へのオマージュ。自然素材として石も考えたが、透明でエコロジー、そして炎がより美しさを高めることからガラスを選択。
「プレス加工を施したガラスでつくられています。アートなオブジェとなる器であり、厚みについては燃焼の温度に耐えられるよう時間をかけて研究しました。器の周囲の縁には本店のアドレスが彫り込まれており、火を灯すとその文字に炎が映り、メゾンのアイデンティティへの祝福となります」
技術面での革新は、器の内側にパーフェクトななめらかさをもたらし、かつリフィルの形とぴったり合うようにしたこと。また、楕円のキャンドルを均一に燃焼させる難題には、ディプティックが誇るキャンドルづくりのノウハウと専門性が駆使されることに。
旅と自然からインスパイアされたフレグランスキャンドル「レ モンド ドゥ ディプティック」は、メキシコのジャングル内の庭園、アメリカ・コロラド州の岩窟住居が並ぶメサ・ヴェルデなど、世界の秘密の土地5カ所を思い描き、オリヴィア・ジャコベッティが調香。これは3年がかりのプロジェクトで、クリスティーナは香りの完成より前に各土地をイメージして5色を選んだ。室内を満たす芳しい香りに身を任せれば、未知の土地へと想像の旅に誘われ、火が灯されていない時は部屋を彩るオブジェとして目を喜ばせる。
彼女の仕事の特性が活かされた、機能とデザイン性を備えるフレグランス・キャンドル。サステイナブル・ラグジュアリーな「レモンド ドゥ ディプティック」が日常に美しさをもたらす。
ディプティック ジャパン
TEL:03-6450-5735
www.diptyqueparis.com