俳優・光石研さんと古着との一期一会の出合いを描き、YouTubeで公開されたドラマ『東京古着日和』。そしてそのスピンアウトとなる、お笑いコンビ、さらば青春の光・森田哲矢さんが主演する映画『大阪古着日和』の両作で脚本・監督を務めた谷山武士さん。異色作を手がける注目の映像作家・谷山さんが「手放せない」と語るのが、スマートフォンだ。
「自分のアカウントやフォローするSNSのチェックをはじめ、動画配信サービスやYouTubeの視聴もスマホで行います。また、高画質化が進む現在、監督業においても、あらゆるシーンで活用しています。いまやスマホは、公私を支える必携アイテムとなっています」
そんな、スマホのヘビーユーザーである谷山さんが、Galaxyの最上位モデル「Galaxy S23 Ultra」を試用。監督の視点から、「カメラ付きスマホの新たな王様」と称されるその性能に触れた。
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画質にこだわる映像のプロでも驚く解像度
「早ければ2年くらいで買い替えます。どんなに長くても3年は使いません。可能な限り、最新の機種をもっていたいです。古着は古ければ古いほどいいんですが、デジタルものはやはり最新が最良です」と谷山さん。そこまで最新機種にこだわる理由は、映像作家らしく、やはり画質であった。
「テレビやPCとスマホでは映し出される映像の色調に大きな違いがあり、視聴デバイスに合わせた調整が必要となります。現在、ウェブで公開される作品の多くがスマホで視聴されていますから、映像の最終チェックをスマホでも行うことが多いのです。となれば、やはり高精細な表現が可能な高画質モデルで確認したいので、最新モデルに買い替えているというわけです」
しかし、常に高画質モデルを使用する谷山さんでも、「Galaxy S23 Ultra」の2億画素という前代未聞の解像度には「ヤバいですよね(笑)」と驚きを隠せない。
動画も同様で、8K映像も可能なその画質に「時間がないときなどは、Bロール(時間経過を表すインサート映像などの補足的な映像)など短い尺の映像をスマホで撮ることもありますが、十分過ぎるほどの画質です。しかもズームしてもほとんどボヤけず、シャープな画像のまま。これには驚きました」と感嘆する。
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プロ動画モードの多彩な機能が、作品づくりをサポート
監督業において、谷山さんがスマホをもっとも活用するシーンがロケーション・ハンティング、いわゆるロケハンであるという。
「以前はディレクターズビューファインダーを覗きながら、1カットごとにカメラマンと意見交換してカメラワークや画角を決めていました。でもいまは、スマホで撮影して、映像のイメージを共有するだけで意図が伝わる。本番で使う予定のカメラやレンズで撮影したような映像を撮れるアプリもあるため、昔とは比べ物にならないほど便利になりました」
こう語る谷山さんが画質以上に驚いたのが、手振れ補正機能だ。
「これがめちゃくちゃいいんです! 何の設定をせずとも、カメラを勢いよく振っても手振れしない。ベースの状態でそのレベルですから、手振れ補正をオンにすれば、ジンバルも必要ないかもしれませんね」
高精細な画質と手振れ補正といったベースの高画質機能だけに留まらず、Galaxy S23 Ultraには、ISOや露出補正、シャッタースピードなど、より詳細な撮影設定が可能な「プロ動画モード」を有している。
「スマホでここまで詳細な設定ができるのはすごい。オートでも十分きれいに撮影できると思いますが、より自分が撮りたい画像を求めて設定できるのは、表現力にこだわる人にとっては嬉しいでしょうね」
加えて谷山さんが感心したのは、プロ動画モードのマイク性能だ。
「前後や空間全体など、音源の方向を選択できる指向性マイクが搭載されているのは嬉しいですね。僕は音声の良し悪しも映像の質を左右すると思っています。たとえば、舞台裏で役者さんから宣伝コメントをもらい、そのままSNSへ投稿することもありますが、Galaxy S23 Ultraはスマホとは思えないクリアな音声をアップできるので大きなメリットです」
Galaxy S23 Ultraの注目ポイント
・ジンバル不要な高性能の手振れ補正
・映像作品の制作過程でも役に立つプロ動画モードの指向性マイク
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画像の上にメモできる、多重記録の高い利便性
“メモ魔”を自称する谷山さんは、手がける映像作品に関するアイデアをはじめ、ロケハン時の留意点、イラストなど、あらゆることをメモに残しているという。
「ちょっとしたアイデアやセリフなど、なんでもメモしますね(笑)。スマホになってからは、フリック入力でメモしていますが、どうしても煩わしい。その点、内蔵するSペンで入力できるのは嬉しいですね」
さらに谷山さんは、メモ機能のクイックな立ち上がりにも感心を示す。
「Sペンのボタンを押しながら、ホーム画面を2回タップするだけでメモアプリが立ち上がり、すぐにメモができる。このスピード感がとてもいいし、ペンの書き心地も以前に比べるととてもスムーズ。すごく使いやすくなっていますね」
Sペンによる手書き入力は、単なるメモだけに限らない。撮影画像の上にも自由に文字を上書きできるのだ。その機能に「監督業でとても便利な機能ですよ!」と谷山さん。
「たとえば、ロケハンした際に、そのシーンでどんな小道具が必要なのかをメモします。または、交通標識など映したくない要素に×印をしておくなど、注意事項を直接書いておけますよね。こんなにわかりやすいメモはないじゃないですか」
加えて、谷山さんが「これはいい!」と膝を打つのは、文字のデジタル変換機能だ。
「手書きの字に自信がない僕にとって、書いた文字をデジタル変換してくれるのは、とてもありがたい機能です。みんなに僕の文字を見せなくていいじゃないですか(笑)。また、趣味の俳句も、デジタル変化した文字で詠むと自分の句を客観視できます」
Galaxy S23 Ultraの注目ポイント
・写真にSペンでメモできる情報の多重記録
・手書きした文字のデジタル変換
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クリエイターの不安を払拭する、タフなバッテリー
こうして、公私でスマホをフル活用する谷山さん。そんな彼が常に不安を抱くのが、バッテリー容量だ。しかし、Galaxy S23 Ultraは、ウェブ会議や動画視聴などを組み合わせても約10時間30分以上の連続使用が可能と、これまでにないタフさを誇る。
「ロケハンに行く新幹線の中で動画を視聴したあとに、1〜2時間の動画撮影をしても余裕ですね。いつもヒヤヒヤしながら撮っているので安心です。2年ほどで機種変更すると言いましたが、ハードな使用によるバッテリー性能の劣化もその理由なのです」
Galaxy S23 Ultraの注目ポイント
・長時間の連続使用でも耐えるタフなバッテリー
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今回、「Galaxy S23 Ultra」を試用して、谷山さんはどんな感想を持ったのか。そして、このモデルで彼が撮りたい映像とは……。
「2億画素の高精細画像や手振れ補正機能、そして、長時間もつバッテリーなど、基本スペックが底上げされていることに好感が持てました。このモデルだけで十分にウェブ向けの映像作品が撮れそうです。OIS(光学手振れ補正)とノイズ低減機能も搭載と、大規模な照明設備も必要なさそうなので、夜を舞台とした短編動画を撮ってみたい。視聴者の方々から『すごいキレイですね!』とコメントされた時、『実はスマホだけで撮っているんです!』と驚かせたいですね(笑)」
Galaxy史上、最上のカメラ機能を搭載するGalaxy S23 Ultra。そのスマートなボディに内包する数多の比類なき高機能が、名うての映像作家のクリエイティビティを加速させたようだ。
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