リモートワークが当たり前になり、どこでも仕事ができ、仕事とプライベートの境が曖昧になっている現代。仕事のパフォーマンスを上げるため、そして日々の生活を充実させるため「休み方」に注目が集まっている。正解は「人それぞれ」であるとはいえ、どのような週末の過ごし方があるのだろうか――。
河口湖と東京の二拠点で暮らす、アルフレックスジャパン代表の保科卓さんの過ごし方を訊いてみた。
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肩肘張らず、友人たちを招いてゆったりと過ごす週末
週末は山梨県の河口湖にほど近い鳴沢村にある「カーサ・ミア・ジラゴンノ」で過ごすという保科さん。ここは、1991年にアルフレックスジャパンの創業者であり父の保科正さんが開発を手がけた16戸から成るリゾート型テラスハウスだ。保科さんはコロナ禍の3年前、売りに出されたのを機に購入したという。
大きな改修もせず、ほとんど当時のままというこの家。郊外のセカンドハウスとしては決して大きくない空間だが、庭にアウトドア家具を置いて居場所を広げれば、大勢の人を招いても窮屈には感じず、自然豊かな環境ならではのくつろぎを楽しめる。
「新鮮な野菜が手に入りやすく、サラダにしたり、焼いただけでも美味しい。この場所を訪れるようになり料理をする機会が増えました」という保科さん。友人たちを招いて一緒に料理をしたり食事をしたりするのが楽しみのひとつであるという。美しい自然のなか、ていねいに整えられた家に人を招き、居心地のいい家具とおいしい食事、心地いい音楽に囲まれ温かい時間を過ごしている。
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30人のクリエイターたちの週末の過ごし方
週末は「友人たちと過ごす」という保科さんだが、他の人はどうだろう。アルフレックスのオフィシャルインスタグラム@arflexjapanでは、週末を迎えるようなリラックス感を毎日味わうというコンセプトから生まれた製品シリーズ「Weekend」にちなみ、クリエイター、アーティスト、経営者など、各界の第一線で活躍する30人による「心豊かな週末」の過ごし方をインタビューしている。また、特設サイトでは、そのなかから3人の「心豊かな週末」を追いかけた記事が公開されている。
30人いれば30通りの「心豊かな“週末”」がある。その中に、暮らしをもっと豊かにしてくれるヒントを見つけられるかもしれない。
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真のくつろぎにこだわったソファ「ウィークエンド」
いまの時代に必要な、本当のくつろぎとは何か? そんなコンセプトに向き合ったのが、アルフレックスのソファ「ウィークエンド」だ。
アルフレックスジャパンの創業間もない70年代の日本では、ソファは応接間にある「お客様を迎えるための家具」だった。そんななか、イタリアでモダンファニチャーの思想と心地よい暮らしの在り方を学んだ保科正は、家族がくつろぐための自由と楽しさに溢れた国産のオリジナルソファを発表。いまでは当たり前となった、リビングルームのソファで家族でくつろぐ、「より自由でリラックスする家具としてのソファ」を日本に紹介したひとりだ。
そんな創業当時の想いに立ち戻るようなソファが「ウィークエンド」。いま必要なのは、たとえ何曜日であっても常に豊かな気持ちで心地よく過ごせるリラックス感なのかもしれない。