7月の表参道エリアは、洒落心をざわつかせる新店の宝庫。ムートンブーツで名高いアグ®︎(UGG®︎)とフレンチモードのイザベル マラン(ISABEL MARANT)は、ゆったりと買い物ができる豪華な旗艦店を設けた。モダンベーシックなイギリスのスタジオ ニコルソン(STUDIO NICHOLSON)は、待望の日本初出店。デザイナーズジュエリーのシハラ(SHIHARA)が厳選した海外デザイナーのセレクトショップも見逃せない。通好みのエッジーな感性が息づくハイセンスなショップをいますぐ歩き巡ろう!
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UGG® TOKYO FLAGSHIP STORE
原宿の神宮前交差点から竹下通りまでの明治通り沿いに誕生した、2フロアのゴージャスな店。カリフォルニアテイストが息づくアメリカ発アグ®︎の旗艦店だ。シューズを軸にするブランドで、ヨーロッパのラグジュアリーブランドや大手スポーツメーカークラスの大型店を原宿の一等地に構えるのは異例だろう。世界的な人気の高さがよくわかる。
店内ではトレンドをキャッチしたスタイリッシュなサンダルや厚底スニーカーが目に飛び込んでくる。ただしアグ®︎の真価はルックスのよさにあらず。どのシューズも驚くほどフィット感やクッション性がいいのである。フットベットには足裏の形状に沿う凹凸がつけられ、前へと歩き出す動きにもしっかりと対応。先端ファッションと人体工学が融合したシューズで、しかも価格はリーズナブル。こんなブランドはそうそうあるものではない。
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アグ® 東京 フラッグシップ ストア
東京都渋谷区神宮前4-31-12
営業:11時〜20時
定休:正月元旦
TEL:03-6271-5117
www.ugg.com/jp
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ISABEL MARANT AOYAMA STORE
青山の路地裏に突然出現した、大きな黄色い岩山。通りを歩く人の誰もが目をとめて見入ってしまうインパクトの強さだ。ジャパン社が設立されて初となるイザベル マランの新旗艦店は、巨大彫刻が2階立て建築の外壁を覆う。芸術家の曽根裕と協業してつくりあげた通称「イエロー ハウス」である。
店内は1、2階のどちらのフロアにもメンズ、ウィメンズが置かれている。服が畳まれた平置きがほぼゼロで、どれもハンガーに掛かり実に見やすい。1970年代から現代までのスポーツ、アウトドア、エスニック、ストリート感覚が息づくイザベル マランのモードには、親しみやすさとリアリティがある。古着好きの大人男性の心にもフィットするに違いない。普段の服装をアップデートさせるのに最適な、注目すべきフレンチデザイナーズだ。
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イザベル マラン 青山店
東京都港区南青山5-9-8
営業:11時~20時
不定休
TEL:03-6427-3443
www.isabelmarant.com/jp
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Shihara Lab
表参道エリアの奥まった人通りの少ない住宅地に佇むジュエリーギャラリー「シハラ ラボ」。 ミニマル彫刻のようなジュエリーのシハラを手掛ける石原勇太が、親交のある海外ジュエリーデザイナーのコアな作品を集めたセレクトショップである。実験的な運営を目指し“ラボ”の名で2014年に誕生したシハラ直営店が、当初の理念に即した形でリニューアルオープンした。製品はガラスで覆われた壁一面に整然と飾られ、あたかも美術館や博物館のよう。価格表示もされていない。気軽に入るには敷居が高いかもしれないが、覗いてみればデザイナーの世界観や精密なつくり、発想の豊かさに感銘を受けるはず。
当面の取り扱いブランドは、「アリス・チコリーニ(Alice Cicolini)」「ビビ・ヴァン・デル・ヴェルデン(Bibi Van der Velden)」「フランチェスカ・ヴィッラ(Francesca Villa)」「ニコール・ラ ディ(Nikollë Radi)」「プラウニス(Prounis)」、加えて石原自身のもうひとつのブランド「ユタイ(Yutai)」 の計6つ。ゆっくりとお気に入りを選びたいなら、2階のラウンジに行こう。くつろぎながら繊細なジュエリーの世界に浸れる。
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シハラ ラボ
東京都渋谷区神宮前5-15-2
営業:12時~18時 ※金〜日曜のみ営業
定休:月〜木曜
TEL:03-3486-1922
https://shiharalab.com
@shiharalab
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STUDIO NICHOLSON AOYAMA
7月14日(金)にオープンしてすぐ、売れ切れ商品が続出している「スタジオ ニコルソン アオヤマ」。それほどの待ち望んだ人が多い日本初出店である。イギリス出身の女性デザイナーによる同ブランドの海外出店は、韓国に続き2番め。アジアのとくに男性にファンが多い理由は、ジャパンモードの伝統でもあるダボッとしたシルエットが親しみやすく、華奢な体型でもよく似合うからかもしれない。
スタジオ ニコルソンはトラッドやワークウェアの形やディテールを大胆につくり変え、さらりとサブカルチャーの歴史を注ぐ。この絶妙なバランスがほかにない個性で、ファッションエディターやスタイリストらを夢中にさせる理由のひとつだ。いちばんの人気アイテムはパンツ。なかでも丸みがあり丈が短いパンツを探している人なら、まず最初に足を運ぶべきがこの店である。
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スタジオ ニコルソン アオヤマ
東京都港区北青山3-7-10
営業:11時〜20時
不定休
TEL:03-6450-5773
https://studionicholson.jp
ファッションレポーター/フォトグラファー
明治大学&文化服装学院卒業。文化出版局に新卒入社し、「MRハイファッション」「装苑」の編集者に。退社後はフリーランス。文章書き、写真撮影、スタイリングを行い、ファッション的なモノコトを発信中。
ご相談はkazushi.kazushi.info@gmail.comへ。
明治大学&文化服装学院卒業。文化出版局に新卒入社し、「MRハイファッション」「装苑」の編集者に。退社後はフリーランス。文章書き、写真撮影、スタイリングを行い、ファッション的なモノコトを発信中。
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