各界で活躍する方々に、それぞれのオンとオフ、よい時間の過ごし方などについて聞く連載「My Relax Time」。第53回は、読者モデルでデビュー後、俳優としても活動し、現在ではバラエティ番組での活躍もめざましい大倉士門さんです。

写真：殿村誠士　構成：舩越由実

もともと前向きな性格で、何事にもチャレンジしたいタイプなんです。最近の仕事では、淡路島を縦断する24時間耐久の山岳マラソンは大きな挑戦でした。淡路島を南から北まで75キロ、4つの山を越える道のりで、もう本当にしんどかった。でも、昔から根性だけは自信があるんです。自分との闘いでしたが、完走することができました。本当にいい経験になりましたね。毎日が刺激的で、これからも楽しみながら仕事に取り組んでいきたいです。

いままで仕事は自分のために、母親の喜ぶ顔を見たくてがんばってきたんですけど、昨年の10月に結婚をして、もうひとつ理由ができました。人生の第二章、あるいは第三章かもしれませんが、まだ始まったばかり。彼女のためにできることを日々考えていますし、一緒にやってみたいことがたくさんありますね。

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春と秋はゴルフ、夏は海、冬はスノーボードをするので、アウトドアのイメージが強いと言われるんですが、家の中での趣味もあって、リクガメを5匹、ハコガメを1匹飼っているんです。すごくかわいくて、お世話をしたり、戯れたりしていると時間がいくらあっても足りない。他に、自分で捕ってきた魚も飼っていて、水槽を眺めているだけで幸せです。こういう趣味の時間をいかに楽しめるかで、仕事の充実度が分かる気がします。仕事が大変でもしっかりこなせば、その分だけリラックスの時間がいいものになる。

これまでは過去を振り返ってしまうことが多かったのですが、30年生きてきて、いまが一番楽しいかもしれない。本当に幸せだと感じていますし、自分だけじゃなく、周りの人にも幸せになってもらいたいんです。

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もともと人と接するのが大好きなので、たばこを吸う4分くらいの時間でも、いろんな人と話せるいい機会です。新幹線で移動することが多いんですが、車内の喫煙ルームで一緒になった人ともよく話しをします。こうした出会いも、たばこの面白さですね。

ゴルフの合間やダイビングのあとなど、自然のなかで吸うたばこは最高です。味はもちろんですが、気持ちの切り替えにもなります。たとえばゴルフでミスが続いてしまったときに、たばこ休憩をして気持ちを切り替えると、うまくいったりすることもあります。自然のなかで吸うたばこもアクティビティのひとつかも。でもさすがに、マラソンのあとは吸う気持ちにならなかったです（笑）