LONDON ロンドン/イギリス
女性のライフステージにおける健康課題を解決する“フェムテック”関連の商品が世界的にトレンドだが、このほど若手ベンチャーがトイレで流せる生理用ナプキン「フルース」を開発し発売した。ありそうでなかった商品の誕生が大きな話題となっている。
創業者は医師のオリビア・アンとエンジニアのアーロン・コシ。植物繊維、バイオポリマー、樹液を使用し、100%生分解性のナプキンを作成する技術「フラッシュテク」(特許出願中)を開発した。ナプキンの強度と吸水力は高いものの、水解けは早く、トイレを詰まらせる心配がない。通常のナプキンより割高だが、ゴミをまったく出さず手間も削減できる。他製品への応用も期待される。
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※この記事はPen 2023年8月号より再編集した記事です。