話題作の装画を手がける雪下まゆがコンパクトに持ち運ぶ、DJ&コスメセット

  • 写真:後藤武浩
  • 編集&文:岡野孝次
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Pen最新号『スタイルのある旅道具』では、クリエイターたちの旅のお供や、チェックすべき旅道具を一挙に紹介。その中から、本屋大賞受賞作『同志少女よ、敵を撃て』の装丁でも知られる、イラストレーター雪下まゆさんへのインタビューを抜粋して掲載する。

Pen最新号『スタイルのある旅道具』。夏休み目前! クリエイターたちが旅に持って行く愛用品から、目利きがお薦めするトロリーケース、特別な時間を彩ってくれるスタイリッシュな家電、小腹が空いた時のために携えたい嗜好品まで、出かける前にチェックすべき旅道具を一挙に紹介。自分のスタイルに合うスグレモノを見つけてほしい。

『スタイルのある旅道具』
Pen 2023年9月号 ¥990(税込)
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雪下まゆ(ゆきした・まゆ)●画家、イラストレーター。1995年、神奈川県生まれ。多摩美術大学卒業後、イラストレーターとして活動。辻村深月、朝井リョウ、逢坂冬馬など人気作家の装画を手がける。またアパレルブランドであるエスターのデザイナーを務めるなど多方面で活躍中。

2022年の本屋大賞受賞作、『同志少女よ、敵を撃て』(逢坂冬馬著)。50万部以上のヒットを誇る本作の装画を担当したのが、雪下まゆだ。最近では個展の開催や作品集の刊行など、表現の場が急増中。また、アウトプットの幅を広げるべくDJも始め、旅先には必ずDJ用ヘッドホン&音源入りUSBメモリを持って行くほどのハマりようだ。「パソコンのプレイリストを保存して持ち歩けば、どこでもDJができます。旅先で知人からDJの誘いを受けることもあるので、このセットがあれば万全です」。旅においては、酒場やクラブイベントを訪れるのが醍醐味と話す雪下さん。昼はホテルで絵の仕事に集中して、夜の楽しみに備えることが多いという。
加えて必須なのが、大量のコスメだ。「旅先でもその日の気分でメイクのテイストを決めたいから、選択肢は多めに用意します。このメイクパレットとドレッサーポーチを使うと、相当数のコスメを持ち運べます」。メイクをする時の心境は、絵を描く感覚に似ていると雪下さんは語る。よりいっそう私的な表現ゆえに無心で没頭できて、心身のリラックスにもつながるそうだ。

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無印良品のメイクパレットと雑誌付録のドレッサーポーチ
複数のチークやアイカラーなどを並べられるパレット。3つ折りポーチはかさばるスキンケア用品も収まるほどの大容量で、着脱可能な小さなポーチを内包するなど使い勝手がいい。

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ゼンハイザーのヘッドホンとサンディスクのUSBメモリ
軽量で長時間の装着も快適なヘッドホンはDJ業界で愛用者の多い逸品。最大で約8000曲を保存できるUSBメモリにはフックを付け、普段からベルトループに掛けて持ち歩いている。

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