ゆっくりと歩き、タスクをこなすテスラ・ボット
イーロン・マスク氏は2021年8月、テスラ社のイベント「AIデー」で初めて、人型ロボット「テスラ・ボット」の開発に取り組んでいることを発表した。
それからほぼ1年後、テキサス州で開かれたイベント「サイバー・ロデオ」で、マスク氏は、このロボットについて改めて触れ、「オプティマス・サブプライム」と呼ぶとともに、このプロジェクトにいかに注力しているかを強調した。その場でマスク氏は、2023年までに製造の準備を整えると断言した。
2023年を迎えたが、テスラ・ボット製造の準備は整っていないようだ。ただし、最新情報から、大きな進展があったことが分かった。新たな動画によると、ロボットは、躯体を持ち、歩き、これまで以上に複雑な作業を自力でこなせるようになっている。
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人の動きをまねて効果的にAIをトレーニング
この動画は2023年5月16日、マスク氏が、テスラ社の年次株主総会で公開したもので、テスラ・ボット計画が進んでいることを示している。躯体はすでに出来上がり、歩き方はゆっくりだが、以前公開されたものと比較して安定している。さらに新たな能力を披露し、物を拾い上げたり、認識したりできるようになっている。
動画では、テスラ・ボット計画が大きく進展していることが示され、重大な最新情報が盛り込まれた。モーター・トルク制御、強化された環境認識・記録、人の動きをまねるAIトレーニング、物の扱いの向上などだ。
特に動画では、テスラ・ボットが、ある容器から物を取り上げ、別の容器に移す映像が映し出されており、人の行動からAIが学習するプロセスが具体的に示されている。
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Multiple fully Tesla-made Bots now walking around & learning about the real world 🤖
— Tesla Owners Silicon Valley (@teslaownersSV) June 12, 2023
pic.twitter.com/RCx51ZvsU3
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プロジェクト情報:
名称:テスラ・ボット
企業名:テスラ
※この記事はdesignboomからの転載です。