英国王室で最も好感度が高いのは誰? 結果は安定した人気を誇る「意外な人物」だった

  • 文:宮田華子
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@nypost – Twitterのキャプチャ画像。

戴冠式から一カ月以上が経過したが、イギリス王室メンバーは毎日忙しそうだ。連日の公務だけでも忙しいに、6月は王室にとって繁忙期。降雨量が少ない6月に野外イベントが集中するからだ。6月17日にチャールズ国王が即位後初の公式誕生日を祝う「トゥルーピング・ザ・カラー」が行われたばかりだが、これは毎年王室メンバー総動員で行われる大イベントだ。

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チャールズ国王の実際の誕生日は11月だが、毎年国家元首の誕生日は6月に祝われている。260年以上続く伝統の式典だが、イギリス軍によるパレードなので、軍事儀式である。

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数字で見る王室メンバー人気ランキング

ネットニュースやSNSで毎日王室メンバーのゴシップや、公務で着用したドレスやアクセサリーが詳細に伝えられている。ロイヤルメンバー自体は少なくないものの、注目されるのは「いつも同じ人(たち)」という印象だ。

ニューストピックになりやすい、つまり皆が「見たい」「知りたい」と思うロイヤルが数人に集中していることは明らかだが、実際のところ誰が人気で誰が不人気なのだろうか?

Sky Newsの依頼によりIPSOSが行った調査によると、ロイヤルメンバーの好感度順位は以下のとおりだ。

ウィリアム王子:61%
アン王女:59%
キャサリン妃:59%
チャールズ国王:52%
ロイヤルファミリー(全体):49%
エドワード王子:42%
カミラ王妃:38%
ハリー王子:27%
メーガン妃:25%
アンドルー王子:11%


↑2023年3月31日~4月1日にイギリス在住者(18~75歳)1,079人を対象に行った調査。上記10枠について、何らか「好感を持っている」と答えた人の人数を集計。

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トップに輝いたのはウィリアム王子だが、


公務に勤しむ王家の長男・ウィリアム。

後を追うアン王女とキャサリン妃は同点という結果。

 


キャサリン妃(左)とアン王女(右)。

児童性虐待疑惑のあるアンドルー王子が最下位なのは理解できる。しかし注目すべきはハリー王子&メーガン妃夫妻。ニュースネタとしては人気者なのに、好感度調査では揃って下位に沈む結果だ。

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別の調査も紹介する。YouGovが調査し、5月3日に公表した「ロイヤル好感度」の順位は以下のとおり。

アン王女:72%
ウィリアム王子:72%
キャサリン妃:71%
チャールズ国王:59%

ロイヤルファミリー(全体):58%
エドワード王子:56%
君主制の制度全般:55%
カミラ王妃:48%
ハリー王子:29%
メーガン妃:24%
アンドルー王子:10%

 


2023年4月25~26日にイギリス在住の成人2030人を対象に行った調査。上記11枠について何らか「ポジティブ(な印象)」と答えた人数の集計。

この調査ではアン王女とウィリアム王子が同列1位。

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2014年の「トゥルーピング・ザ・カラー」で、並んで馬に乗るウィリアム王子とアン王女。

ウィリアム王子とキャサリン妃の好感度が高いのは数値を見なくても予想可能だが…

 


手話で会話するウィリアム王子とキャサリン妃。

アン王女の安定した人気については「予想外」と思う人も多いかもしれない。

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ファッショニスタとしても有名。

シニアロイヤルの中でもひときわ仕事熱心と言われるアン王女の評価は、本国イギリスでとても高い。

イギリス王室は市民にとって「アンタッチャブル」な存在ではなく、批判をしたり、風刺漫画の題材にするもの自由だ。しかし税金が注がれ、かつラグジュアリーな暮らしをしていることも事実なため、「公務に熱心」であることは印象の判断材料となる。

同じ理由で近年好感度が上がっていると言われているのがチャールズ国王の末弟であるエドワード王子。

2006年に1度「メディアと王室の紳士協定違反」を起こして世を騒がせたが、その後は地味にコツコツ公務をこなす姿勢を貫き、過去の汚点を葬り去ることに成功。今年タイトルが「フォーファー伯爵」から「エジンバラ公爵」に昇格し、今後の活動がさらに期待されている。

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ネット検索の結果は「別モノ」

「好感度調査」をすると、現在分が悪すぎるハリー王子&メーガン妃。しかし角度を変えた調査によると、ぶっちぎりのトップになる。

Expressによると、Bonus Insiderが調査した「ネット検索されたロイヤルランキング」の結果は以下のとおり。

メーガン妃:28ポイント
ハリー王子:14ポイント
キャサリン妃:10ポイント
ウィリアム王子:5ポイント
カミラ妃:5ポイント

ファンであってもアンチであっても、興味があるからこそ検索の対象となる。検索されてこそのセレブ…と考えると、最下位争い&ダントツトップのふり幅こそハリー王子&メーガン妃のセレブ度の高さと言って良いだろう。

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時節・状況によって人気は上下する

好感度もネット検索回数も、時の状況によって大きく変化する。チャールズ国王も不倫→離婚で世を騒がせた時代はまさに「不人気王子」だった。

好感度が高く、かつネット検索回数も多いという両方を兼ね備えるのは上記の3つの結果を見る限り難しいようだ。大人しく公務に徹して好感度をあげるか? 話題を振りまき続けて検索王・女王に君臨するか? どちらの道も忍耐と努力が必要なことは間違いない。

【次ページ:動画】あなたはウィリアム派? それともハリー派?

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笑顔と柔らかな物腰で「好感度王子」として頑張りたい長男と、最近は「裁判王子」としても知られ、話題提供が得意な次男。それぞれの方法で頑張るロイヤル兄弟だが、今後人々は彼らをどう評価していくのだろう?

 


好感を持たれそうなジェスチャーもお得意の2人。しかしこの地域ボランティアに「ピザを届けました」は、撮影もされているためすでにアレンジされていたこと。「わざとらしい」との意見も。
2021年3月に放送・配信されたオプラ・ウィンフリーによるハリー&メーガン夫妻へのインタビュー。王室への不満等を公に発言したことで、大きな話題に。2人をその後の活動へと導くターニングポイントとなった映像。

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【画像】英国王室で最も好感度が高いのは誰?  結果は安定した人気を誇る「意外な人物」だった

 

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@nypost – Twitterのキャプチャ画像。

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チャールズ国王の実際の誕生日は11月だが、毎年国家元首の誕生日は6月に祝われている。260年以上続く伝統の式典だが、イギリス軍によるパレードなので、軍事儀式である。

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数字で見る王室メンバー人気ランキング

ウィリアム王子:61%
アン王女:59%
キャサリン妃:59%
チャールズ国王:52%
ロイヤルファミリー(全体):49%
エドワード王子:42%
カミラ王妃:38%
ハリー王子:27%
メーガン妃:25%
アンドルー王子:11%


↑2023年3月31日~4月1日にイギリス在住者(18~75歳)1,079人を対象に行った調査。上記10枠について、何らか「好感を持っている」と答えた人の人数を集計。

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トップに輝いたのはウィリアム王子だが、


公務に勤しむ王家の長男・ウィリアム。

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後を追うアン王女とキャサリン妃は同点という結果。

 


キャサリン妃(左)とアン王女(右)。

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別の調査も紹介する。YouGovが調査し、5月3日に公表した「ロイヤル好感度」の順位は以下のとおり。

アン王女:72%
ウィリアム王子:72%
キャサリン妃:71%
チャールズ国王:59%

ロイヤルファミリー(全体):58%
エドワード王子:56%
君主制の制度全般:55%
カミラ王妃:48%
ハリー王子:29%
メーガン妃:24%
アンドルー王子:10%

 


2023年4月25~26日にイギリス在住の成人2030人を対象に行った調査。上記11枠について何らか「ポジティブ(な印象)」と答えた人数の集計。

この調査ではアン王女とウィリアム王子が同列1位。

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2014年の「トゥルーピング・ザ・カラー」で、並んで馬に乗るウィリアム王子とアン王女。

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手話で会話するウィリアム王子とキャサリン妃。

アン王女の安定した人気については「予想外」と思う人も多いかもしれない。

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ファッショニスタとしても有名。

シニアロイヤルの中でもひときわ仕事熱心と言われるアン王女の評価は、本国イギリスでとても高い。

イギリス王室は市民にとって「アンタッチャブル」な存在ではなく、批判をしたり、風刺漫画の題材にするもの自由だ。しかし税金が注がれ、かつラグジュアリーな暮らしをしていることも事実なため、「公務に熱心」であることは印象の判断材料となる。

同じ理由で近年好感度が上がっていると言われているのがチャールズ国王の末弟であるエドワード王子。

2006年に1度「メディアと王室の紳士協定違反」を起こして世を騒がせたが、その後は地味にコツコツ公務をこなす姿勢を貫き、過去の汚点を葬り去ることに成功。今年タイトルが「フォーファー伯爵」から「エジンバラ公爵」に昇格し、今後の活動がさらに期待されている。

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ネット検索の結果は「別モノ」

「好感度調査」をすると、現在分が悪すぎるハリー王子&メーガン妃。しかし角度を変えた調査によると、ぶっちぎりのトップになる。

Expressによると、Bonus Insiderが調査した「ネット検索されたロイヤルランキング」の結果は以下のとおり。

メーガン妃:28ポイント
ハリー王子:14ポイント
キャサリン妃:10ポイント
ウィリアム王子:5ポイント
カミラ妃:5ポイント

ファンであってもアンチであっても、興味があるからこそ検索の対象となる。検索されてこそのセレブ…と考えると、最下位争い&ダントツトップのふり幅こそハリー王子&メーガン妃のセレブ度の高さと言って良いだろう。

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笑顔と柔らかな物腰で「好感度王子」として頑張りたい長男と、最近は「裁判王子」としても知られ、話題提供が得意な次男。それぞれの方法で頑張るロイヤル兄弟だが、今後人々は彼らをどう評価していくのだろう?

 


好感を持たれそうなジェスチャーもお得意の2人。しかしこの地域ボランティアに「ピザを届けました」は、撮影もされているためすでにアレンジされていたこと。「わざとらしい」との意見も。
2021年3月に放送・配信されたオプラ・ウィンフリーによるハリー&メーガン夫妻へのインタビュー。王室への不満等を公に発言したことで、大きな話題に。2人をその後の活動へと導くターニングポイントとなった映像。