1泊からOKのおしゃれサービスアパートメント!横浜港すぐの「シタディーン」開業宿泊レポ

  • 写真・文:一史
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「長期滞在者向けサービスアパートメント」「コーヒーがブランドコンセプト」「街と人をつなぐ」。
開業前にそんな事前情報を耳にした、横浜の宿泊施設「シタディーンハーバーフロント横浜」
(神奈川県横浜市中区日本大通5番2)
国内5番めのシタディーンになります。
宿泊体験の案内をPRオフィスからいただき資料に目を通したものの、いまひとつ全体像がつかめず。
私的に興味津々のコーヒーについては、全国200店舗展開の大手コーヒーチェーンとコラボしているそうで。
「エースホテルが京都に日本初上陸したときはポートランドの『スタンプタウン・コーヒー・ロースターズ』を連れてきて話題沸騰だったけど……」と、新しさがどこにあるかわからないまま参加を決めました。

●参加理由その1
家の改装や建て替え時の長期滞在に活用できるらしいから。
←レポートする意義があるかも。

●参加理由その2
コーヒーが気になる。
←新しい発見を期待。

●参加理由その3
横浜港(山下公園)まで徒歩数分の利便性。
←真夜中の横浜をカメラ持ってふらふらしたい(ただの趣味)。

ということで開業日6月14日(水)の前日13日(水)にチェックインし、翌日早朝に東京に舞い戻った1泊体験をしてきました。

結論。
おしゃれ!知的!チープ感なし!
ただし……コーヒーのことは忘れよう!(私見←後述します)。

立派なシティホテルです。
全242室の客室料金は¥11,000〜17,000からで、¥27,000から、¥72,000からの部屋もあります。
じっさいにこの価格帯で泊まれるなら(ホテルはシーズンで料金変動しますから)、対価以上の心地よさや非日常気分を得られるでしょう。
以下より写真を中心にシタディーンハーバーフロント横浜(以下、シタディーン)をお届けします。

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贅沢気分になれるホテル……じゃなくサービスアパートメント

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みなとみらい線「日本大通り」の駅出口真横のエントランス。シタディーン開業のために新しく駅出口がつくられたそう。
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真夜中のシタディーン。夜になると車通りもわずか。
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1階ラウンジスペース。
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レトロなバーのように風格のある佇まい。
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建築家/照明デザイナーのフランク・ロイド・ライトの書籍がさりげなく。こういうとこですよね、知的センスの空間を生むのは。
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16階フロアの通路。17階建ての宿泊施設です。

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16階「エグゼクティブダブル」で横浜港を見下ろす

わたしが案内された宿泊部屋です。
名前はスゴイですがキッチンつきのベーシックな部屋。
料金はホテルスタッフに調べてもらったところ、6月現在の平日で¥16,000。
シタディーンの公式料金表には¥14,000〜と記載されてます。
この部屋は港に面して、とにかく眺めがいいっ!
調度品も高品質ですし、リーズナブルに満足できる部屋です。

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キングサイズのベッド。壁の絵とミニ枕がクラシックな横浜港気分。
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これですよ、オーシャンビュー!上方からの横浜港をはじめて見ました。
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子供のように窓にへばりつきずっと眺めてました。土地への思い入れがあるもので。
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夜になるとこの景色。夜景お好きですか?わたしは「そんなに……」です(笑)。海は真っ黒ですし。

横浜市の出身者です。
とはいえ住所が横浜市ってだけで、かなり遠い田舎エリアの育ち。
それでも小中学校の行事をはじめ幼少期からなにかと縁がありました。
地元のように心の奥に存在する唯一の都会が、横浜の山下公園周辺なんですね。
そんな人間ですから港のオーシャンビューに皆さんを上回る感慨深い思いを抱いているかもしれません。

窓際のベッドやソファーに寝転び横を向くと、海を越えた建物の頭しか見えない窓の構造が惜しいところ。
窓が下に大きければよかったのですが、安全性や耐久性もあっての小ささでしょうか。
でもカーテンは改善できるはず。
上でご覧いただいた室内写真はカーテンを端に目一杯寄せた状態で、かなり眺望の邪魔なんです。
せめて中央をリボン結びできたら圧迫感が減ったのですが、そのパーツはついておらず。

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電話機はヤコブ・イェンセン。こういうとこ気が利いてます。
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レンジ・オーブンはバルミューダ。
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湯沸かしポッドもバルミューダ。大画面テレビはソニーでした。家電のチョイスは最高です。
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長期滞在を前提にした調度品で、キッチン、容量のある冷蔵庫、カトラリーなどを装備。キッチンなしの部屋もあります。
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ベッド横の照明コントロールと電源周り。
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困った人の顔にしか見えない海外仕様コンセントタップをはじめ、USB給電も室内にたくさん。新しいコネクト規格のType-cはひとつもありませんので、そこはお忘れなく。
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香りすっきりのファブリックミスト&室内フレグランスも常備。服の匂い取りはいい香り探すのたいへんですから、部屋にあると助かります。アイロンとアイロン台もあり。
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ユニットバスでもスペースはゆったり。歩き疲れをバスタブで癒やすひととき。
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アメニティは、歯ブラシ&歯磨き粉、カミソリ、ヴァニティ、コーム(くし)。洗顔後の保湿ローションは自前で用意しましょう。
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本格的なトレーニングジムも。テラスつきの開放感が心地いい。
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体験プログラム(アクティベート)が開催される部屋や会議室とつながったテラス。
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長期滞在者に欠かせないコインラドリーも。高級ホテルにも常備してほしいですけどね。速攻で洗って着たいときありますし。

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さて、コーヒーとの関わりなんですが……

シタディーンのブランドシグネチャーはコーヒーだそうです。
「For the Love of Coffee」であると。
コーヒーを通じたコミュニケーションが売りのようです。

そこまで言われると、東京なら自家焙煎ロースターの店が次々に誕生し、どの街にもハンドドリップのコーヒースタンドがあるほどローカルなコーヒーカルチャーが広がった現代日本に、どんな面白い試みをもたらすのか期待も膨らむというもの。
ましてや空間自体が高品位でおしゃれなシタディーンですから。
「ユニークなコーヒー体験ができるはず」と。

まず部屋に置かれているのは、パック包装のドリップパック(どのホテルにもあります)。
老舗チェーン「珈琲館」と業務提携して1階にテナント誘致してます。
モーニング(朝食)もそこを利用するシステム。
「新鮮なコーヒーを飲みたければ、丁寧な一杯淹れが自慢の珈琲館の営業時間中にどうぞ」ということなのでしょうが、それならちょっと歩いて近隣のカフェに行くのと変わらない気が。
宿泊者メリットがないんですね。

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港周辺は建物に風情があり、窓からの眺めも心地よく。もっとも朝はビジネスパーソンがガンガン歩き回ってます。上の写真は人がいない一瞬のスナップ。
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モーニングもつくり置きコーヒーを自分で注ぐポッドしか用意されていませんでした。
料理はサラダビュッフェがつく以外は、ほぼ一般の珈琲館モーニングと同じです。
(定番ビーフカレーが朝提供されているくらい)
結局昨日から今日まで、シタディーンの建物内ではいちどもフレッシュなコーヒーを飲めない結果に。
ラウンジで「ウェルカムコーヒー」みたいなミニカップが配られたようですが、わたしが寄った時間には「もう終わりました」と言われ。
通常営業日なら1日中対応して自由に飲めるのか不明ですが、メディアデイでは飲める時間が限られていたようです。

朝食は歩いて5分ほどの「ジョナサン」や「ドトール」に食べに行く手もあります。
コンビニの「セブンイレブン」なら1〜2分の距離に2店舗あります。
(セブンのカフェラテおいしい)
宿泊気分はどこかに行っちゃいますが、割り切るのも考え方でしょう。

この記事の冒頭で「コーヒーのことは忘れよう!」と述べたのは、それくらいのスタンスで泊まるのがよさそうと感じたから。
宿泊したら、
「おっ珈琲館がある!飲みに行こう!朝食もここで食べちゃおう。評判のホットケーキもあるし」
くらいがちょうどいい温度ではないかと。

近くに24時間営業のスーパーもあり、問題なく長期滞在できそうなシタディーンハーバーフロント横浜。
部屋や施設の充実ぶりは想定外の素晴らしさでした。
スタッフの接客スキルは1泊の宿泊体験ではよくわからず。
ここでのお話を参考に、あとは皆さんの実体験でお確かめくださいませ。

All Photos©KAZUSHI

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【画像】一泊から長期滞在のおしゃれサービスアパートメント!横浜港すぐの「シタディーン」開業宿泊レポ

 

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贅沢気分になれるホテル……じゃなくサービスアパートメント

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みなとみらい線「日本大通り」の駅出口真横のエントランス。シタディーン開業のために新しく駅出口がつくられたそう。
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真夜中のシタディーン。夜になると車通りもわずか。
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1階ロビースペース。
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レトロなバーのように風格のある佇まい。
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建築家/照明デザイナーのフランク・ロイド・ライトの書籍がさりげなく。こういうとこですよね、知的センスの空間を生むのは。
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16階フロアの通路。17階建ての宿泊施設です。

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キングサイズのベッド。壁の絵とミニ枕がクラシックな横浜港気分。
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これですよ、オーシャンビュー!上方からの横浜港をはじめて見ました。
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子供のように窓にへばりつきずっと眺めてました。土地への思い入れがあるもので。
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夜になるとこの景色。夜景お好きですか?わたしは「そんなに……」です(笑)。海は真っ黒ですし。

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電話機はヤコブ・イェンセン。こういうとこ気が利いてます。
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レンジ・オーブンはバルミューダ。
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湯沸かしポッドもバルミューダ。大画面テレビはソニーでした。家電のチョイスは最高です。
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長期滞在を前提にした調度品で、キッチン、容量のある冷蔵庫、カトラリーなどを装備。キッチンなしの部屋もあります。
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ベッド横の照明コントロールと電源周り。
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困った人の顔にしか見えない海外仕様コンセントタップをはじめ、USB給電も室内にたくさん。新しいコネクト規格のType-cはひとつもありませんので、そこはお忘れなく。
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香りすっきりのファブリックミスト&室内フレグランスも常備。服の匂い取りはいい香り探すのたいへんですから、部屋にあると助かります。アイロンとアイロン台もあり。
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ユニットバスでもスペースはゆったり。歩き疲れをバスタブで癒やすひととき。
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アメニティは、歯ブラシ&歯磨き粉、カミソリ、ヴァニティ、コーム(くし)。洗顔後の保湿ローションは自前で用意しましょう。
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本格的なトレーニングジムも。テラスつきの開放感が心地いい。
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体験プログラム(アクティベート)が開催される部屋や会議室とつながったテラス。
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長期滞在者に欠かせないコインラドリーも。高級ホテルにも常備してほしいですけどね。速攻で洗って着たいときありますし。

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港周辺は建物に風情があり、窓からの眺めも心地よく。もっとも朝はビジネスパーソンがガンガン歩き回ってます。上の写真は人がいない一瞬のスナップ。

高橋一史

ファッションレポーター/フォトグラファー

明治大学&文化服装学院卒業。文化出版局に新卒入社し、「MRハイファッション」「装苑」の編集者に。退社後はフリーランス。文章書き、写真撮影、スタイリングを行い、ファッション的なモノコトを発信中。
ご相談はkazushi.kazushi.info@gmail.comへ。

高橋一史

ファッションレポーター/フォトグラファー

明治大学&文化服装学院卒業。文化出版局に新卒入社し、「MRハイファッション」「装苑」の編集者に。退社後はフリーランス。文章書き、写真撮影、スタイリングを行い、ファッション的なモノコトを発信中。
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