1961年にパリのサン・ジェルマン大通り34番地でフレグランスメゾンとして幕を開け、キャンドルやヘアミストなど香りを楽しめるアイテムも揃えているディプティック。今年第2弾のコレクションとして、まばゆいイエローをまとい、アウトドアを意識したサマーコレクションを公式オンラインストアにて先行発売開始。6月21日(水)からブティックでも発売される。

今回の新作コレクションは、キャンドルが作り出す想像の世界を探求し、光り輝く太陽のイメージと暗闇の中で炎が生み出す遊び心あふれるイリュージョンを表現したもの。ジャン＝マルク・ガディがデザインしたワックス製のフラワーベースや、長く黒い影を落とすフォークをモチーフにしたペアのディナープレートなど、“太陽のイエロー”をまとった夏らしいアイテムとなっている。

ゴールドイエローのカラーが爽やかなコースターのモチーフは、日常の身近なものを魅力的な作品に変えることで有名なデザイナーのサム・バロンが考案したもの。日よけや木陰を通して光と陰が織りなすグラフィカルな戯れを表現した「Ray（光線）」というグラフィックで美しく彩られている。

また今回のシリーズには、ディプティックの創作の要と言える職人技を凝縮。素焼きとエナメルポーセリンを用いた2種類のウォータージャグとタンブラーは、これまで数々の賞に輝いた南フランス・ロット県の陶磁器ブランド「Virebent（ヴィルバン）」が製作。フラワーベースは、1968年以来ワックス加工を専門とするポルトガルの家族経営企業「Manulena（マヌレナ）」が製作している。

光と影が織りなすコントラストを楽しむと同時に、ヨーロッパの類まれな無形遺産への旅へ誘うものでもある限定コレクション。太陽のまばゆい光が降り注ぐ夏の一日を、よりいっそう明るく華やかに演出してくれることだろう。