ビームスジャパンの鈴木修司です。今回の旅の舞台は愛媛県の西部、八幡浜(やわたはま)と大洲(おおず)です。
1.柑橘畑から八幡浜港に続く景色
八幡浜は個人的にとても好きな場所で、これまでに何度も訪れています。八幡浜の名産品といえば、なんといっても柑橘で、柑橘畑が一面に広がる景色がとても好きです。
山頂近くに畑と事務所がある、取引先の「かじ坊(梶谷農園)」さんから眺める、柑橘畑から八幡浜港に続く景色が特に素晴らしいのです。
柑橘を美味しく育てるには“日当たり”と“水捌け”が重要とのことで、そこで山の斜面に拡がる畑となり、このような景色を毎日眺めることが出来るのです。じつはここを訪れる理由の一つに、この景色があります。
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2.「かじ坊」の“清見”と“ブラッドオレンジ”のジュース
もちろん仕事の話も大事なので、今回は新商品も含めて色々と相談させて頂きました。その中で試飲させて頂いた“清見”と“ブラッドオレンジ”のジュースが感動級の美味しさでした。
この場所で頂いているので、美味しさも倍増していたのですが。近いうちにビームス ジャパンの店頭に並ぶ予定です。
そして海に目を向ければ、八幡浜は九州に続くフェリーの発着港として知られ、愛媛県随一の漁港です。港近くの道の駅は充実の品揃えで、柑橘の青果や加工品がずらりと並んだ様子は圧巻です。
そして私の大好物である“じゃこ天”をはじめとする海産物も目白押しで、近くに行かれる際にオススメです。
余談ですが、八幡浜港から別府への船旅もかなりオススメで、日本全国を旅している私の中でも指折りの旅路です。
3.大洲のシンボル「大洲城」と昔ながらの美しい街並み
じつは大洲に行ったのは、この時が最初でした。ずっと行きたい町だったのですが、なかなかその機会を得ることが出来ず、満を持しての訪問でした。
私が行きたかった理由。それはずばり! 映画『男はつらいよ』のロケ地だからです。私のライフワークであるロケ地巡りですが、『男はつらいよ』の中でも名作と名高い第19作「寅次郎と殿様」の舞台なのです。ストーリーは敢えて割愛しますが、見て頂くことを強くオススメいたします。
街の中心を流れる“肱川(ひじかわ)”の蛇行をうまく利用した大洲城、“伊予の小京都”とも呼ばれる美しく昔ながらの街並み、街中に見どころが沢山の魅力的な場所です。
4.“百聞は一言にしかず”の建築「臥龍山荘」
大洲でイチオシの建築は、“臥龍山荘”。以前から噂では聞いていたものの、建物、設え、立地、眺め、すべてに惹かれる場所です。“百聞は一言にしかず”とはまさにこのことで、とにかく一度訪れてみてください。その理由が分かるはずです。
5.鉄板焼き屋「さおや」のそばめし
ついでに大洲ならではの食べ物についても、ご紹介したいと思います。
“そばめし”がたまらなく美味しかったです。街中にある鉄板焼き屋「さおや」さんで頂きましたが、品揃えがたしかな日本酒との相性が案外良く、饒舌なご主人のおしゃべりとも相まって、最高の夜となりました。
6.アーティスト石本藤雄さんのショップ「Mustakivi」
そして最後に紹介したいのが、ぐっと松山市内に戻って道後温泉近くにある「Mustakivi(ムスタキビ)」というお店です。
私が敬愛するテキスタイルデザイナーでありアーティストである石本藤雄さんがデザインするプロダクトや作品が一堂にラインナップしていて、もちろん買うことも出来る、それはそれは素敵な場所です。ココも“百聞は一言にしかず”なので、石本さんの世界を直に感じに訪れてみてはと思います。
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BEAMS JAPAN クリエイティブディレクター
1976年、三重県松阪市生まれ、ビームスと同い年です。年間120日近くを旅に費やし、日本各地の様々な場所で魅力的なモノ・ヒト・コトに関わる仕事をしています。肩書きは“BEAMS JAPAN”のクリエイティブディレクター、日本に関係することあれば比較的なんでも来いのスタンスです。大学などで講師を務めることも。『銘品のススメ』著者、『都道府県おでかけ図鑑』監修。
1976年、三重県松阪市生まれ、ビームスと同い年です。年間120日近くを旅に費やし、日本各地の様々な場所で魅力的なモノ・ヒト・コトに関わる仕事をしています。肩書きは“BEAMS JAPAN”のクリエイティブディレクター、日本に関係することあれば比較的なんでも来いのスタンスです。大学などで講師を務めることも。『銘品のススメ』著者、『都道府県おでかけ図鑑』監修。