香港のビクトリア・ハーバーで6月10日から約2週間、大規模なパブリックアート「DOUBLE DUCKS by Florentijn Hofman」が展示される。
2013年、香港のクリエイティブブランドAllRightsReserved(ARR)の監修のもと、香港のビクトリア・ハーバーに展示された、オランダ人アーティストのフロレンティン・ホフマンが制作した「ラバー・ダック」。
今回、10年ぶりに香港にやってきたのは、世界で最も大きいラバー・ダックのひとつ「Double Ducks」。高さが18メートルあり、左右対称の漢字「囍」(幸福)と「朋」(友人)のように、二羽で香港に戻ってきた。パートナーシップ、友情、ダブル・ハピネスによる繁栄を象徴している。
展示の期間は、6月10日から約2週間。香港島セントラル(中環)のタマール公園(添馬公園)、セントラル・ウェスタンディストリクト・プロムナード(中西區海濱長廊)のセントラルセクション付近に設置される予定だ。また、香港の電車MTRの18の駅や、公共交通機関など、街のいたるところで「Double Ducks」が堪能できる。
フロレンティン・ホフマンは「Double DucksはDouble Luck(2重の幸運)です。この作品は、友情とつながりを大切にしています。コロナ禍を経験し、私たちは誰かと共に過ごす時間がいかに貴重であるかを学びました。今ここで生きている瞬間に感謝し、思い出を作ることは、非常に大切なことです。デジタルの世界やデバイスに囲まれた生活は、時に私たちを鈍感にさせます。アートは、あなたの目を開き、魂を燃え上がらせてくれるでしょう。DOUBLE DUCKSは、過去を振り返るのではなく、今を一緒に楽しむためのものです」と語っている。