伝説のアーティストの世界に没入!  パリに生まれたメゾン・ゲンズブールの予約が開始

  • 文:髙田昌枝(パリ支局長)
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PARIS パリ/フランス

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ゲンズブールの暮らした家が公開され、向かいが美術館に。 photo: Alexis Raimbault - Maison Gainsbourg, 2023

挑発的で隠喩に満ちた歌詞と、さまざまなスタイルの音楽を操り、20世紀半ばのパリにスキャンダルと賞賛を巻き起こした伝説のアーティスト、セルジュ・ゲンズブール。彼の暮らした家が30年の時を経て記念館となり、9月20日の開館を前に予約受付が始まった。

22年間暮らした7区ヴェルヌイユ通りの家は、生前の姿をそのままに残し、彼の暮らしぶりが体感できるもの。向かいの14番地はキャリアを振り返る美術館となり、書店と、夜にはピアノバーになるカフェ「ル・ゲンズバー」を併設。「父の作品を再発見する体験を提案できればと思います。父の遺産に負けないすばらしい体験を」と娘のシャルロット・ゲンズブール。ファン垂涎のアドレスだ。

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没後も楽曲は不滅の人気。12月末までのメゾン+美術館チケットは完売。1月分の予約開始が待たれる。料金:一般12ユーロ(美術館)、一般25ユーロ(メゾン+美術館) www.maisongainsbourg.fr photo: Tony Frank

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※この記事はPen 2023年7月号より再編集した記事です。