SEOUL ソウル/韓国
ソウルの街で、信号を埋め込んだ横断歩道が増えている。韓国では歩きスマホをする人をゾンビになぞらえ「スモムビ族」と呼んでいるが、その対策として2年前から設置され始めたのが「床信号」だ。横断歩道と視覚障害者用ブロックの間にLEDパネルが埋め込まれている。夜間に目立つのはもちろん、昼間でも目線を上げることなく、信号の色がはっきり認識できるのが特徴だ。
この「床信号」は全国的に拡大しているが、すべての横断歩道に設置されているわけではなく、ソウル市内でもまだ一部にとどまる。日本でも歩きスマホによる交通事故が問題となっているが、韓国のこの「床信号」はひとつのヒントになりそうだ。
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※この記事はPen 2023年6月号より再編集した記事です。