シーズン到来! 裸で自転車を漕ぐイベントが、世界各地で開催決定

  • 文:山川真智子
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lzf-istock ※画像はイメージです

 『ワールド・ネイキッド・バイク・ライド』は、きれいで安全、そしてありのままの姿が受け入れられる世界を目指して始まった。開催日に賛同者が集まり、一緒に自転車を漕いで街を巡るが、全裸または部分的に裸で参加することが奨励されている。コロナも沈静化し、北半球ではサイクリングに適した季節に入ることから、各地で続々と開催が決定している。

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裸で主張を!環境汚染やルッキズムに対抗

フォーブス誌によれば、『ワールド・ネイキッド・バイク・ライド』は、世界の約200都市で春の終わりから夏にかけての週末に開催されるという。2004年からカナダで始まったとフォーブス誌は解説しているが、2001年にスペインのサラゴザで始まったという説もある。

目的は一般的に、化石燃料に依存し続ける世界に抗議し自動車文化の抑制策を求めること、道路や市街地における危険性を示しサイクリストのための真の権利を獲得すること、ありのままの姿でいる自由を謳歌することとされている。

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できる範囲で裸に! 参加者それぞれのスタイルを尊重

このイベントには、年齢や性別を問わずだれでも参加が可能だ。自転車以外にもローラースケートやスケートボードでの参加もオーケー。全裸や一部裸で参加することが望ましいが、イベントのモットーは「自分が思い切れる範囲で裸に」であり、抵抗がある人にまで裸を強要するものではないという。また、体や自転車の車体に装飾を施し、自分だけのスタイルでの参加も歓迎ということだ。

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今年も各地で盛り上がる! 日本開催はあるか?

夏を前に、各地で続々と今年の『ネイキッド・バイク・ライド』開催日が決定している。

アメリカのフィラデルフィアでは、8月26日に開催が決定。毎年10マイル(約16キロ)のコースを約3000人のサイクリストが駆け抜けるという。APによれば、以前は9月開催だったが、最高気温が21度ほどと裸の人々にはひんやりしすぎで、2019年から8月に変更されたということだ。

イギリスのエジンバラでは、7月8日開催予定だ。小規模開催とは言え、2004年から不定期に行われているが、2019年は初の「フルヌード」のイベントになってしまったという。エジンバラ・ニュースによれば、主催者側が行政の許可を取っているため裸は違法ではない。しかし警察から何らかの理由で体の一部を隠すよう求められた場合は、従わなければならないということだ。

米オレゴン州ポートランドでは、8月12日に開催される。現地主催者のホームページによれば、2019年には1万人のサイクリストが参加した大イベントで、コロナ禍での休止を経て2022年に再開された。

ちなみに『ワールド・ネイキッド・バイク・ライド』のホームページによれば、2007年と2008年に東京でも計画されていたようだ。しかし開催が実現しなかった、またはもはや活動していないと記録されている。“裸で自転車”のイベントは世界的に盛り上がっているようで、今後日本で再開される日も来るかもしれない。 

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2018年に行われたカナダでの“裸で自転車”イベント。worldnakedbikeride.vancouver-Instagram

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2022年、カナダのトロントでの様子。

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エブリバディのボディは美しい!というメッセージを掲げる参加者。

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参加に年齢は関係なし!

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抵抗はあまりなかった…?メキシコの参加者。

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ボディペイントも奨励。

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自転車とコーディネート。

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2018年開催の様子。9月に行われており、沿道の人は長袖

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スコットランドらしいスタイルの参加者

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2022年のポートランドのポスター

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