パネライは第2次世界大戦時にイタリア海軍特殊潜行部隊が標準装備していたダイバーズウォッチをルーツとしているが、とても軍用とは思えないエレガントなスタイルで人気を高めてきた。デカ厚と呼ばれる大型時計の元祖ともされるが、近年は薄型化・小型化を推進。2021年には大型リューズプロテクターが特徴的な「ルミノール マリーナ」で初となるケース径40㎜の「クアランタ」が登場し、満を持して今年「ラジオミール」でも同サイズのモデルが追加された。
パネライは2023年4月に開催された「第61回ミラノサローネ」で時計メゾンとしては唯一の公式パートナーになっており、これを記念して「ラジオミール クアランタ」の新作を発表。とりわけスチールモデルのバリエーションが充実しているほか、ゴールドテックとイエローゴールドケースのプレシャスコレクションもラインナップされている。
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気軽に愛用できるハイセンスな高機能モデル
イタリア語で40を意味する「クアランタ」はケース径40㎜モデルの呼称だが、「ラジオミール」の新作はケース厚も10.15㎜。パネライでは最もスリムであり、男女を問わず幅広く愛用できる軽快なフォルムに造形されている。ダイヤルカラーもホワイト、ブルー、ダークアンスラサイト、そしてeコマース限定でグリーンの4色を選べる。いずれもサンブラッシュ仕上げのサンドイッチダイヤルを備えており、暗闇では12と6のアラビア数字とバーインデックスがクリーンでシャープに発光する。
「ラジオミール」は1935年にプロトタイプが誕生。パネライ初の腕時計であり、メゾンの原点といえる。オリジナルはケース径47㎜だったが、そのデザインエッセンスを現代的でコンパクトな40㎜サイズで実現した「ラジオミール クアランタ」は、世界最大規模といわれるデザインの祭典にデビューしたパネライを象徴するにふさわしい新作だ。流麗で滑らかな曲面で構成されたクッションケースに丸型ダイヤル。円錐形の扱いやすいリューズをアクセントとするセクシーとも表現できる洗練されたフォルムだけでなく、日付表示と3日間のパワーリザーブ、そして5気圧の防水性はデイリーユースに最適。気軽に愛用できる高機能でハイセンスなラグジュアリーモデルといえるだろう。
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ロー・フィエラミラノの会場にポップアップストアを設置
「ミラノサローネ」は大型展示会場のロー・フィエラミラノで開催される家具を中心とした各種デザインの国際見本市だが、同時期にミラノ市内各所で「フォーリサローネ」と呼ばれるさまざまな展示会も実施される。この2つの総称が「ミラノデザインウイーク」である。
「ミラノデザインウィーク」を記念して、「ラジオミール クアランタ」ではケースがゴールドテックとイエローゴールドのプレシャスモデルも登場している。ゴールドテックは銅とプラチナを独自の比率で配合したゴールド素材であり、独特の美しい赤みが永続する。イエローゴールドモデルはブティックのみの販売で世界限定500本。サンブラッシュ仕上げのグリーンダイヤルが印象的だ。
また、パネライではロー・フィエラミラノの会場にポップアップストアを設置。約80平方メートルのスペースを、パネライブティックの特徴的な素材である大理石とウッドで構成するだけでなく、時計のダイヤルの夜光を連想させる装飾要素が施された。メゾンの伝説的なストーリーとアイコニックなコレクションを陳列して特有の世界観を表現しており、来場者は90年近く前に誕生した軍用ダイバーズウォッチの魅力を再認識するだけでなく、世界的な人気モデルに発展してきた理由も如実に理解できたのではないだろうか。
問い合わせ先/オフィチーネ パネライ TEL:0120-18-7110
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