Aesop(イソップ)
ピュリファイングフェイシャルクリーム クレンザー
Check Points
☑クリーム
☑乾燥肌
☑ヴィーガン
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3月、マスク着用は任意となる旨が発表された。まだ油断はできないが、コンサートでの声出しも解禁となり、周囲に素顔を見せる機会も増えてきたように思う。
一方で、3年も素顔をさらしていないのだから、周りからどう思われるかと不安な人も多いだろう。その心情はよくわかる。いざ外そうとすると少し緊張してしまう。私自身ようやく、映画『悪魔のいけにえ』に出てくる、顔を常に仮面で隠す恥ずかしがり屋の殺人鬼・レザーフェイスの気持ちがわかるようになった。故に、いままで以上に肌コンディションの大切さを感じている。映画『スクリーム』のゴーストフェイス、『13日の金曜日』のジェイソン然り、彼らもいつかマスクを外す時が来たら胸を張って外を歩けるように準備していてほしいのだ。
スキンケアというと、化粧水や美容液を連想しがちだが、まずなにより大切なのは洗顔。汚れをキレイに落とさないと、その後のケアの効果も弱まってしまう。周りの男性に話を聞いて驚くのは、人によって洗顔の方法がかなり違うこと。人から習うわけではないので我流になりがちだ。その結果、私の弟のように「洗顔料を使用した経験がない」「髪を洗ったシャンプーの泡で、ついでに顔も洗う」といったようなワイルド派が誕生することになる。
今回紹介するのはイソップの「ピュリファイング フェイシャルクリーム クレンザー」。スキンケアや香水など幅広く上質なアイテムを揃える、オーストラリア発のブランドだ。まずは清潔なローズの香りと心地よい洗い上がりを楽しんでほしい。ホワイトクレイや肌によい脂肪酸を多く含んだ洗顔料は、気になる汚れをしっかりと落としてくれる。ていねいな洗顔は毛穴の黒ずみなどにも効果があるため、肌のトーンはすっきりとした印象に。洗顔には熱い湯は使わず、ぬるま湯か水で優しく、肌をこすらないように注意したい。さっぱりした素顔で、にこやかな笑顔を披露しよう。
伊藤 聡
海外文学&映画ライター。40歳を過ぎてから美容に目覚める。著書『電車の窓に映った自分が死んだ父に見えた日、スキンケアはじめました。』(平凡社)が発売中。
※この記事はPen 2023年6月号より再編集した記事です。