故・マイケル・ジャクソンの長女である25歳のモデル、パリス・ジャクソンは、脇毛を生やしたり身体中にタトゥーを入れまくったりと、主張あるファッションで知られるインフルエンサー。そんな彼女が、現在ファッション・マニアたちの間でブームの、ジャンポール・ゴルチエによる“裸ドレス”を纏ったことがインターネット上で批判を浴びている。
このゴルチエのアイテムは、女性の裸のパーツが描かれているのが特徴。パリスが着たのは、女性の乳首とおへそが描かれたロングドレスだ。これに対する批判はこうだ。「芸術は結構。でも私の6歳の娘がヌードを見る必要はない。子どもたちの目に届かない、ランウェイの上だけで大人だけでやって」。
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SNS投稿に賛否両論
それに対して、パリスはインスタグラムに裸ドレスを着た自分の動画にふたりの女性のナレーションを入れたものを投稿。ひとりが「あなたの乳首は服から突き出しているわよ」というと、もうひとりは「大丈夫なの?」と答え、「ブラを着けなさいよ」と言うと、もうひとりは「ノー」と答える。この動画に対して擁護派は称賛のコメントを贈っている。「よくできました。人々は女性のボディによって容易に気分を害する。それが単に洋服にプリントされたものだとしても」。この服は性差別に対してわかりやすい意思表明だというのだ。
そう、これは単なるファッションではなく、モード界に蔓延る性差別のダブルスタンダードに対してのパリスのメッセージ。「女性の裸は消費の対象にされるくせに、それを所有する女性自身が自分のために裸を見せる自由は叩かれる」という、理不尽さと不自由さに対しての。
セクシズムに一石を投じるこのゴルチェの裸ドレスは、「Yプロジェクト」とロッタ・ヴォルコヴァとのコラボによって蘇り、ロンドン・ファッションウィークの2023年春夏メンズウェアコレクションの会場でお洒落インフルエンサーたちがこぞって身に纏っている。このムーブメントが女性のファッションの自由を解放することに繋がって行くのだろうか。
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【画像】マイケル・ジャクソンの娘パリス・ジャクソン、大ブームのゴルチェのドレスを着て大炎上
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