安西先生… !! スキンケアがしたいです【グルーミング研究所】

  • 文:伊藤聡
  • 写真:丸益功紀(BOIL)
  • イラスト:武田侑大
Share:

CLARINS MEN(クラランス メン)
モイスチャー バーム SP

①Pen2305_0709_f (1).jpg
男性ホルモンが肌のバリア機能に与える悪影響に着目した保湿美容液。自社栽培の植物由来成分を一部使用し、肌にも優しい。50㎖ ¥6,380/クラランス メン(クラランスお客さま窓口) TEL:050-3198-9361

Check Points

☑保湿
☑サラサラ
☑ボタニカル

---fadeinPager---

昨年12月に公開された映画『THE FIRST SLAM DUNK』。興行収入が100億円を突破する大ヒットを記録した本作、劇場でご覧になった「スラダン世代」の方も多いのではないだろうか。私はこれまで『スラムダンク』に触れたことがなかったのだが、この映画をきっかけにハマり、原作漫画を読んで作品への理解を深めた。そこで、今回は「『スラムダンク』から考えるスキンケア」をテーマにしてみたい。

『スラムダンク』を見て個人的に気になったのは、登場人物たちの肌コンディションだ。すこやかな肌を保っているだろうか?

まずは湘北高校の監督・安西先生。きっと、年齢相応の疲れが肌に出ているはずだ。漫画で見る安西先生は、おでこのシワが特徴的。桜木花道がタプタプする安西先生のアゴはやわらかそうだが、ひたいは意外に硬い肌質ではないか? 一般的に、年齢とともに肌は水分を失い、硬い質感になりがち。年齢を重ねた大人にはぜひファーストステップとして、保湿を意識したスキンケアをお薦めしたい。

一方、湘北高校の生徒はどうか。特別肌荒れが目立つというわけではないが、日々の練習でかく汗は肌にとって大敵。若いとはいえ日常的な保湿を含め、将来に備えたケアを始めてもいいだろう。

今回、「保湿」をキーワードに紹介したいのは、クラランス メンの「モイスチャー バーム SP」である。ジャンルとしては保湿美容液だが、私は以前から、男性にはバームが向くと思ってお薦めしてきた。バームとは、軟膏のような質感のあまり水分を含まない製品を指す。ベタつく製品が苦手な男性でも、バームのサラッとした触感なら抵抗なく使えるはずだ。

長時間、肌を保護しながら潤いやしなやかさをキープしてくれるバームであれば、肌もすこやかに整う。決め手となる「セサミオイル」で肌に栄養を与えれば、印象もぐっと爽やかに。整えた肌で、『スラムダンク』を見た後のように気分よく過ごそう。

伊藤聡

海外文学&映画ライター。40歳を過ぎてから美容に目覚める。著書『電車の窓に映った自分が死んだ父に見えた日、スキンケアはじめました』(平凡社)が発売中。

関連記事

※この記事はPen 2023年5月号より再編集した記事です。