5月6日の戴冠式を前に、王室周辺は毎日賑やかだ。そんな中、バッキンガム宮殿ではチャールズ3世の日々の食事に加え、国王が主催する晩餐会のゲストやスタッフ用のヴィーガン料理を作る「住み込みの副料理長(スーシェフ)」を募集しているとMirrorを始めとする多数メディアが伝えている。
長年、環境問題や自然保護に真剣に取り組んでいるチャールズ3世。Vegan Food & Livingによると、過去に工場畜産を含む動物福祉問題について発言し、2011年にアメリカで開催された会議では牛肉産業について批判的コメントもしている。
本人はヴィーガンではないものの、2021年に行われたBBCのインタビューで下記のように答えているように、ヴィーガン&ベジタリアン食を一部実施している。
「何を食べるかということは、もちろん重要です。私は週に2日は肉と魚を食べない日を設け、週に1日は乳製品を食べない(という食生活を)何年も続けています。もっと多くの人がそうすれば、環境への負荷を減らすことができます」
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"Nobody would listen and they see their future being totally destroyed"
— BBC News (UK) (@BBCNews) October 11, 2021
Prince Charles discusses sympathy for climate activists, anger at empty talk of international governments and his sports car powered by cheese, ahead of COP26 climate conferencehttps://t.co/VwahLJoLSY pic.twitter.com/N0QFYr9Zx8
ヴィーガン&ベジタリアン食は世界的トレンド。チャールズ3世の個人的な食事だけでなく、今後晩餐会などでヴィーガン&ベジタリアン食を望むゲストはこれまで以上に増えるだろう。
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気になる「募集要項」は?
イギリス王室には「ロイヤル・ハウスホールド」と呼ばれる王室メンバーのサポート部門があり、調理スタッフも通常このロイヤル・ハウスホールドが管轄する。
各メディアが伝えているところによると、この「副料理長」の職は「週5日、45時間勤務」の「住み込み」のポジションだ。しかし仕事の場はバッキンガム宮殿だけではない。別の王室地所に行って職務を行うこともあるようだ。
Next month the country will come together to celebrate the Coronation of The King and The Queen Consort 👑
— The Royal Parks (@theroyalparks) April 9, 2023
As they leave Buckingham Palace on 6 May one of the first things they will see is the Queen Victoria Memorial.
Learn more about the memorial 🔽 https://t.co/xtu7JNEJPl
高級レストランや5つ星レストランで上級レベルの経験を積んだ、高い資格と技術をもつシェフが求められており、副料理長として多様なメニューの開発・調理、旬の食材の調達、ストックレベルの管理、スタッフローテーションの調整等を担う。給与については公示されていないが、規定には年間33日の有休、15%の雇用者負担年金制度、勤務中の食事等の福利厚生が含まれる。
#ToledoBuzz - King Charles is looking to hire a vegan chef at Buckingham Palace https://t.co/7vt6bnqBT8 #Toledo #ToledoOhio pic.twitter.com/2rnSw6tJA7
— ToledoBuzz (@toledobuzznews) March 20, 2023
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「甘やかされた王子」と呼ばれた過去も
2018年、チャールズ皇太子夫妻(当時)の公式ウェブサイトで公開した情報によると、チャールズ3世は通常昼食は食べない「1日2食派」とのこと。好きな紅茶は「ダージリン」であり、2020年にクラレンスハウス(イギリス王室のロンドンの邸宅)のインスタグラムには「皇太子の好きなブランチ」として「チーズたっぷりのベイクド・エッグ」を紹介している。
New York Postによると、国王になる前のチャールズ3世は飲食関係についての要求が多く、側近に「甘やかされた王子」というニックネームをつけられていたとのこと。
チャールズ3世が現在も「甘やかされた王」なのかは不明だが、宮殿・副料理長の職が重責であることは確かだ。今後各国王室やビリオネアの「お抱えシェフ」の中にヴィーガン料理が得意なシェフがいることはが当たり前になっていくのかもしれない。
【動画】チャールズ3世の環境や食についての考えとは?
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2021年に行われたBBCの取材。インタビュアーは挑戦的な質問をしているが、チャールズ3世は負けずに環境保護や食への配慮の大切さを語っている。
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【画像・動画】「甘やかされた王子と呼ばれた過去も…」戴冠式を目前に控えたイギリス国王チャールズ3世、“ヴィーガン料理シェフ”を募集
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"Nobody would listen and they see their future being totally destroyed"
— BBC News (UK) (@BBCNews) October 11, 2021
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— The Royal Parks (@theroyalparks) April 9, 2023
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【動画】チャールズ3世の環境や食についての考えとは?
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2021年に行われたBBCの取材。インタビュアーは挑戦的な質問をしているが、チャールズ3世は負けずに環境保護や食への配慮の大切さを語っている。