ペンギンのマークで知られるマンシングウェア。そのエッセンスを現代風にアレンジしたペンギン バイ マンシングウェアが、ブランド初となるポップアップショップを、東京都・渋谷のRAYARD MIYASHITA PARKで4月30日まで開催中だ。

---fadeinPager---

マンシングウェアは、1955年に誕生した世界初のゴルフウェアブランドといわれている。ゴルフに馴染みのない人でも、“リトルピート”の愛称で知られるペンギンのアイコンは見覚えがあるのではないだろうか。アメリカのスポーツカジュアルブランドとして、いまでもエイジレスなアイテムでゴルファーに愛されるマンシングウェア。そのカジュアルラインが、ペンギン バイ マンシングウェアだ。

ペンギン バイ マンシングウェアでは、ゴルフのヒストリーを形づくるマンシングウェアの貴重なアーカイブから、主に50年代から70年代のアイテムをピックアップ。タグやアイコン、服の仕様といったディテールは当時のものを参照しながら、シルエットや素材を現代風にアップデートして、人と違う自分だけのファッションにこだわりを持つ層に向けたアイテムをリリースしている。

ブランドの立ち上がりは2022年2月の春夏コレクションから。販売は主にECで展開されていたが、今回はそんなペンギン バイ マンシングウェアのアイテムをフルラインアップで披露する初の機会として、渋谷のRAYARD MIYASHITA PARKでポップアップショップを開催したというわけだ。

---fadeinPager---

ブランドの全貌を直接チェックできる初の機会

今回のポップアップショップには、ペンギン バイ マンシングウェアのアイテムのほか、マンシングウェアのアイテムもディスプレイ。スマートなゴルフアパレルのショップというよりも、華やかなアメカジの洋服屋といった趣き。洋服だけでなくカートバッグやソックス、オリジナルのゴルフティーやバンダナといった、ラウンドで使える小物まで取り揃えている。

ディスプレイされているアイテムの中心は、今回のポップアップショップの目玉でもある、ペンギン バイ マンシングウェアとCLUBHAUSのコラボレーションシリーズ「Penguin by CLUBHAUS」だ。

CLUBHAUSは、大阪に店舗を持つゴルフライフスタイルショップ。現代のストリートカルチャーのエッセンスを感じさせる新しい世代のゴルフブランドをピックアップし、ゴルフでもファッションを楽しみたい若い世代に広く支持されている。

今回のコラボレーションのきっかけは、CLUBHAUSオーナーの松本抵三が子供の頃からマンシングウェアのアイテムを父親とお揃いで着ていたなど、もともとブランドと馴染みが深かったことに加え、ペンギン バイ マンシングウェア立ち上げ当初からアメリカで開催されていた世界最大規模のゴルフ見本市「PGAショー」でブランドを発見し、それまでのマンシングウェアとはガラッと違う印象とクラシックなテイストが盛り込まれたデザインに「ひと目でノックアウトされた」こと。

実際、当時からペンギン バイ マンシングウェアのアイテムは、CLUBHAUSでも取り扱われていた。

その後、日本で行われた展示会でペンギン バイ マンシングウェアからコラボのオファーを受けた松本は、即決で快諾。CLUBHAUSの公式インスタグラムへの投稿で、このコラボが実現した喜びを綴っている。

「自分たちが常に憧れている黄金期の“ゴルフらしさ”を薄めることなく、今の気分や素材をミックスできた。（中略）なにより、Little Pete（ペンギン）とうちのWedgehog（ハリネズミ）との並びがとても相性良くて。うちの子が、こんな歴史のある一流ゴルフブランドのアイコンと肩を並べる日が来るとは」。

多くのブランドとのコラボレーションにも積極的なCLUBHAUSのアイテムは、リリースされれるとすぐに完売してしまうケースが多いが、今回は東京限定アイテムとしてマンシングウェアが得意とするニットのアイテムを数多く用意するなど、準備はぬかりなし。数多くのゴルファーにブランドの世界観を体験してもらうべく、待ち受けている。