人気SF映画『スター・トレック』に登場する、架空の宇宙船エンタープライズ号のような新型船のコンセプトが発表された。波を突き刺すような特徴的な船体をもつ、全長約84mのトリマラン船(三胴船)だ。トリマランとは3艘の船を並行に並べて連結した船のことで、2艘を連結させた双胴船よりも安定している。また、水中に没入する部分が少ないため、水の抵抗が少なく、スピードが早くなるのが特徴だ。
M51 Concepts has unveiled the renderings for a new 84-metre superyacht concept, Enterprise. The innovative trimaran concept features a wave-piercing hull with inspiration taken from the original Star Trek USS Enterprise starship.
— SuperYacht Times (@sytreports) March 14, 2023
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完成するとエンタープライズ号そっくりだった
船をデザインしたのは、10年以上スーパーヨットのエンジニアとして80m級のヨットに乗船しているAnthony Glasson氏だ。SUPER Robb Reportによると同氏は「レンダリングが完成して初めて、外観がエンタープライズ号に似ていると実感しました。スタートレックのファーストシーズンを見て無意識のうちに影響を受け、気付くとエンタープライズ号に似たヨットをデザインしていたのです」とコメントしている。また、オールアルミ製のマルチハル艇(多胴船)は、同程度の長さと体積のモノハル艇(単胴船)よりも多くの利点があると主張。実際に使用する燃料は約30%少なくて済むという。
Galsson氏は、10年のキャリアの後にM51Yacht Designを設立。「ユニークで実用的なヨットをデザインするよう努力しています。このヨットは、画面の中の空想物ではなく、大洋を航海するためのものです」と自身のホームページで語っている。
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船内の様子
YACHT TIMES では、船内インテリアについて記述。メインサロンには、床から天井までの大きな窓があり、解放的な空間を演出。景色を存分に楽しむことができる。屋外デッキに面したラウンジには、ダイニングスペースと温水のジャグジーを備えている。船尾の中庭にはジムやラウンジがあり、ガラスで仕切られた空間からも、メインサロン同様に180度の眺望が広がる。デッキには3つのジャグジーを設置。8つのスイートルームに最大12名のゲストを収容可能。ヘリコプターが着陸するヘリパッドの下には、広々としたガレージを設置。船のオーナーの用途に合わせて、ヘリコプターやボートの格納などにアレンジが可能らしい。SNS上には「カッコいい」というコメントがある。
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M51 Conceptsによる新型船コンセプトの外観デザイン@m51yachts - Instagram
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M51 Concepts has unveiled the renderings for a new 84-metre superyacht concept, Enterprise. The innovative trimaran concept features a wave-piercing hull with inspiration taken from the original Star Trek USS Enterprise starship.
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完成するとエンタープライズ号そっくりだった
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船内の様子
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