歯ブラシできちんと歯磨きをすることは、たとえ電動歯ブラシがあっても腕を動かす必要があり、ブラッシングにも時間がかかるため、困難だと感じる人々がいる。

そこで、フランスのスタートアップY-Brushは、時短と省エネのため、マウスピース型の電動歯ブラシを開発した。口の中に入れると振動し、10秒で歯をきれいにしてくれるというものだ。

使用方法は、マウスピース形のブラシに歯磨きペーストを付けて口の中に入れ、5秒～10秒待つだけ。ただしY-Brushは、磨く際に持ち手を少し動かすことを推奨している。振動する歯ブラシが、歯の汚れをきちんと取り、奥歯の端まで全体をきれいにするようにするためだ。

この電動歯ブラシには、3万5000本の柔らかいナイロンの毛が埋め込まれている。ブラシヘッドの部分には、食品グレードのシリコンに近い、熱可塑性エラストマー（TPE）が使用されている。繰り返し使用できるし、歯磨きペーストが付いた毛や部品については、指でこするだけできれいにすることができる。

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埋め込まれた3万5000本の毛

Y-Brushによると、ソフトナイロンの毛は、歯垢を落とし、歯をきれいにするには最も効果的で、シリコンなどよりも適しているという。そのため、3万5000本のソフトナイロンの毛を植えるデザインが採用された。

毛を細くすることで、歯と歯茎のあいだの隙間をきれいにできるようになっており、また、歯茎を傷つけたり、出血したりしないよう、毛先は丸くなっている。2つのパーツで構成されていて、ヘッド部分は、取り外し可能で洗いやすくなっている。持ち手部分で充電し、4段階の振動の強さが選択できる。

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バッテリーは最長で3カ月

20ヘルツから2万ヘルツの音波振動が、ベル型の持ち手部分で発生する。充電のためのUSBポートを備えており、1回の充電には2時間程度かかる。1日3回の使用で、最長3カ月の使用が可能となっている。サイズは、ユーザーの年齢に合わせてミディアムとスモールの2つが用意されている。
　
この電動マウスピース歯ブラシには、振動レベルに関して4つのモードがある（モデルによって異なる）。充電可能なほか、歯ブラシ部分は取り外しが可能で、かさばらないため、旅行にも向いている。

Y-Brushは、テクノロジー見本市「CES 2023」で、イノベーション・アワード賞を受賞した。

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プロジェクト名：
名称：Y-Brush
会社：Y-Brush

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【動画】「口に入れるだけで10秒で歯をきれいに」革新的な“マウスピース形電動歯ブラシ”に驚きの声

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@dr.never Test Y-brush #asmr ♬ son original - Dr.NEVER

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埋め込まれた3万5000本の毛

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@dentaldigest $250 French Toothbrush vs Cavities !? #dentaldigest #ybrush #france ♬ original sound - Dental Digest

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