今年最も閲覧された求人に⁉ スコットランドの無人島で働く“夢のような仕事”とは

  • 文:美矢川ゆき
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@Scottish Business Insider – website 

人材紹介サイトHiJOBSが、スコットランドの小さな島で、住み込みで働けるカップルを募集している。場所は、500ほどの大小さまざまな島々からなるヘブリディーズ諸島。勤務する島は、スコットランドの西海岸とスカイ島の間に位置する、小さなロナ島だ。この島は、16世紀に海賊の避難場所だったことで知られる。面積は約9平方キロメートル。島にあるのは4軒のコテージのみ。お店はなく、専用ボートでしかアクセスができない。

インディペンデント紙によると、この島の人口は現在2人しかいない。その代わりに180頭ほどの鹿が生息しているそうだ。島の収入源は、コテージの運営、狩猟、鹿肉ビジネスとなる。

ロナ島にある灯台 @SteelySeabirder – Twitter 

ロナ島の様子 @mountainsandsky – Twitter 

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仕事は鹿の管理をすること

募集要項によると、応募者は「別荘や敷地内の維持・管理、狩猟、鹿肉加工の補助」を含む、さまざまな仕事をこなす能力が求められる。また、電力は自給自足。オフグリッドの島であるため、ソーラーパネル、発電機、インバーターのメンテナンスはもちろんのこと、ボート、掘削機なども整備する必要がある。応募資格は「その分野に精通していなくても、学ぶ意欲がある人」と明記されている。求められる人物像は「信頼できる人、立ち直りが早くてパワフルな人、有能な人、熱心な人、遠隔地での長期滞在が可能な人、ユーモアのある人、ゲストや訪問者、同僚たちと社交的にコミュニケーションできる人」だ。海が見える美しい場所での宿泊付きの給与額は、資格と経験に見合ったものとなるらしい。

ロナ島を管理し、別荘の経営や鹿肉ビジネスを展開するBill Cowie氏は、The Daily Recordに「私たちは、島の生活や屋外での仕事に身を投じてくれる、熱心なパートナーを探しています。自給自足で生きるたくましさ、ちょっと無骨で島そのものみたいな人。島自体が私たちの家であり、生活の場です。適切な候補者は、私たちと同じように島を愛してくれるでしょう」と語る。現在人口は2人しかいないロナ島だが、仕事が決まると住人は4人に増えることになる。

@dailystar - Instagram 

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今年、最も閲覧された求人に

Scottish Business Insiderによると、この求人はHiJOBSのウェブサイト上で今年最も閲覧された求人情報となるらしい。HiJOBSは、スコットランドの北にあるシェトランド諸島から、南はイングランドとの国境地帯までの仕事を掲載している。ハイランド地方や島に住む労働者の80%以上がこのサイトに登録しており、水産養殖や再生可能エネルギーなど、スコットランドで成長している職種で、ニッチな専門性を発揮できる仕事を探している。

SNS上には、パートナーをタグ付けして応募を促すシェアがチラホラ見られる。

@Adventure Now - YouTube 
ヨット愛好家が、動画の8分頃からロナ島へ向かい、12分頃に島に上陸している

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仕事は鹿の管理をすること

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ヨット愛好家が、動画の8分頃からロナ島へ向かい、12分頃に島に上陸している

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